『デッドプール3』は頓挫、しかし、ヒュー・ジャックマンのライアン・レイノルズへの電話で復活

ライアン・レイノルズは新たな『デッドプール』映画を作ることを決意していた。しかし、適切なストーリーを生み出すのに苦労していた。そこでヒュー・ジャックマンと監督のショーン・レヴィが介入したのだった。

「ライアンと私は、ケヴィン（・ファイギ）に『今はストーリーが思いつかないので、適切なタイミングではないかもしれません』と言うぎりぎりのところにいました。そしてその瞬間に、ライアンの電話が鳴ったのです」とショーン・レヴィ監督は語った。

『アダム&アダム』の撮影現場で、レイノルズはレヴィに『デッドプール3』で一緒に仕事をする案を持ちかけ、レヴィはすぐに賛同した。しかし、熱意はあったものの、レイノルズ、レヴィ、脚本チームは魅力的なストーリーの開発に苦戦し、プロジェクトの一時中断を検討するまでになった。転機となったのは、ブロードウェイ公演の合間にジャックマンがレイノルズに電話をかけ、デッドプールとウルヴァリンの映画のアイデアを提案したことだった。これにより彼らの創造力が再び燃え上がったのだった。

3人は、この画期的な瞬間をマーベル・スタジオのボス、ケヴィン・ファイギと共有し、ファイギはジャックマンの提案の可能性をすぐに理解した。ジャックマンは、特にデッドプールのコメディタッチとダイナミックな文脈の中で、ウルヴァリンの新しい一面を探求する機会に高ぶりを感じた。彼らの強い個人的・職業的絆が映画の開発に重要な役割を果たし、自由に実験して独特なものを創造することができた。

この映画は、デッドプールの軽快で饒舌なキャラクターとウルヴァリンの真面目な態度のコントラストを興味深く描き、二人の共通の恥の感覚が中心的なテーマとなっている。レイノルズ、ジャックマン、レヴィのこのコラボレーションがプロジェクトに新たなエネルギーを注入し、『デッドプール＆ウルヴァリン』をフランチャイズの中でも高い期待を集める作品に作り上げた。

『デッドプール＆ウルヴァリン』は7月24日に劇場公開予定。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。

【関連記事】