「ビバヒル」シャナン・ドハーティーが死去 ドナ役のトリ・スペリングが追悼
アメリカの大ヒットドラマ『ビバリーヒルズ高校/青春白書』のブレンダ役で一躍スターになったシャナン・ドハーティーが、現地時間7月13日に亡くなった。53歳だった。
2015年に乳がんと診断され2017年に寛解したが、2019年にがんが再発。約10年間にわたり闘病生活を続けていた。
訃報を受け、『ビバリーヒルズ高校/青春白書』で共演したドナ役のトリ・スペリングがインスタグラムで追悼。シャナンとの写真とともに、コメントを投稿した。
「36年来の友情、そしてあまりにも早く逝ってしまった悲しみをSNSの投稿で集約することにプレッシャーを感じてるとシャナンに相談したら、彼女は『そんなに心配しないの』と言うでしょう」
「彼女との出会いは15歳の時。私は発言力のないプロデューサーの娘で、シャナンは発言力のあるスターでした。彼女はすごくかわいがってくれて、私には声があって価値があることを信じさせてくれました。出会ってすぐに仲良くなり、お互いに信頼し合い、悪い人間関係から抜け出すための支えになり、そしてときにはルームメイトや旅仲間のような、本当に豊かな関係でした」とトリはコメント。
深い絆で結ばれていた2人だったが、一時は不仲が報じられていた。
そして、大人になってから友情を取り戻した想いをこう綴った。
「シャナンと大人になってからもう一度友情を築き、10代の頃にすぐ意気投合した理由を思い出せました。それに、昔みたいに笑い合うことができました。あんな風に腹の底から私を笑わせてくれるのは、あなただけ」
最後に、トリは次のようなメッセージで投稿を締めくくった。「女性が強くいることがイヤがられた時代でも、シャナンは自分の意見を通す強い女性でした」
「シャン(愛称)、私があなたの遺志を引き継ぐ…私は強くなります!そして、あなたのように反逆心を持ち続けるね。心から愛しています。これからもずっと」
トリのほか、『ビバヒル』共演者のジェニー・ガース、ジェイソン・プリーストリー、ブライアン・オースティン・グリーンらが追悼の意を表している。
『ビバリーヒルズ高校/青春白書』は1990年にアメリカでスタートし、日本では1992年に初放送。
トリの父であるTV界の大物プロデューサー、アーロン・スペリングが製作総指揮を務めた。ドラマは世界中で大ヒットし、10年にわたってシーズン10まで放送された。
熱狂的な人気を誇っていたブレンダ役のシャナン・ドハーティーは、シーズン4で降板。キャストとの確執、度重なる遅刻、私生活のトラブルなどが原因だった。
しかし、2008年に『新ビバリーヒルズ青春白書』に出演し、2019年には闘病を続けながら『ビバリーヒルズ再会白書』に復帰。不仲と噂されていたキャストたちと、再共演を果たした。
また2019年には、シャナン演じるブレンダの恋人ディラン役だった故ルーク・ペリーを偲び、ドラマ『リバーデイル』に出演した。
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