WBDがジャック・グエンと契約 ー『マイ・インターン』の韓国リメイクが決定
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、同社のベテランであるジャック・グエンとアジアでのファーストルック契約を締結した。
この契約は月曜日に発表され、グエンのスタートアッププロダクション会社Joat Filmsを通じて締結された。この契約の下で最初のプロジェクトは、2015年のコメディドラマ映画の『マイ・インターン』を韓国版としてリメイクすることが決まっている。
ジャック・グエンは、ワーナー・ブラザースで30年間勤務し、主にアジアとラテンアメリカ地域での現地語映画を監督してきた。
また、中国、インド、日本、韓国への市場参入を主導しており、在職中、彼は『硫黄島からの手紙』、『るろうに剣心』シリーズ、クリント・イーストウッドのオスカー受賞作『許されざる者』のリメイクである『許されざる者』などの日本映画の制作を担当している。韓国では、ワーナー・ブラザースは『密偵』(2017年のオスカー外国語映画部門の韓国代表作品)、『許されざる者』などのヒット作を制作・配給している。
この契約の下で、グエンはアジアを中心にした映画プロジェクトをワーナー・ブラザースに提案し、韓国やインドを含むAPACのさまざまな市場で現地のパートナーと共同制作を行う。
WBDのAPAC地域での劇場配信担当シニアバイスプレジデントであるカート・リーダーは、「ジャックはアジア全域での映画制作ビジネスにおいて比類のない理解を持つ業界のベテランです。地域全体で普遍的に人気のあるハリウッドストーリーのリメイクに対する強い需要があり、ジャックと共にこれらを新しい現地の視点で実現することを楽しみにしています」と述べた。
また、グエンは次のように述べた。「キャリアの大部分をワーナー・ブラザースで過ごしたため、ワーナー・ブラザースへの尊敬と忠誠心は当然のことです。彼らの貴重なIPを預かり、各国の優れた映画製作者と共に高品質な現地言語のリメイクを制作する機会をいただけることを光栄に思っています。また、世界の舞台で注目に値する“原石”のプロジェクトを見つけて、新たな才能ある映画製作者を紹介したいと考えています。この新たな章をハリウッドで最も歴史のあるスタジオと共に始められることに、非常に興奮しています。」
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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