ピーター・モーガン、『ザ・クラウン』の執筆&トニー・ブレアとの出会いについてポッドキャスト『Awards Chatter』で語る

Peter Morgan
ピーター・モーガン 写真:Monica Schipper/Getty Images
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ピーター・モーガンは、劇作家、脚本家、テレビシリーズのクリエイター兼ショーランナーであり、イギリスのガーディアン紙から「英国を代表する現代のテレビドラマ作家」と評されている。

同紙は彼について「彼のようなスタイルで仕事をする人はいない。実際、シェイクスピア以来、英国のドラマ界で彼のように働いた人はいないかもしれない」とも書かれている。モーガンは公人の人生を題材にし、その出来事や言葉を自らの想像力と融合させ、ドキュメンタリーに限りなく近いが実際にはドキュドラマではないドラマに再構築することを得意としている。

モーガンは、2006年~2007年に上演された『フロスト×ニクソン』、2013年~2015年に上演された『ザ・オーディエンス』、そして2023年~2024年に上演された『パトリオッツ』などの劇作品を手掛けている。

また、2003年の『ザ・ディール』、2006年の『Longford(原題)』、2010年の『The Special Relationship(原題)』などのテレビ映画や、2006年の『クィーン』、『ラストキング・オブ・スコットランド』、2008年の『フロスト×ニクソン』、2009年の『くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-』、2010年の『ヒア アフター』、2013年の『ラッシュ/プライドと友情』などの劇場映画の脚本も手掛けている。

最も有名なのは、Netflixのドラマシリーズ『ザ・クラウン』で、モーガンはこの6シーズンにわたるシリーズの全60エピソードを企画、ショーランナー、脚本または共同脚本を務めた。この番組は2016年から2024年にかけて放送され、ロサンゼルス・タイムズから「おそらくテレビの黄金時代の最後の作品」と評され、ニューヨーク・タイムズからは「近年のテレビ史において、最も視聴され、議論され、影響を与えた作品の一つ」と称されている。過去5シーズンで10個のエミー賞を受賞しており、現在、第6シーズン(最終シーズン)では、ドラマシリーズの最優秀作品賞およびドラマシリーズの脚本賞を含む18のエミー賞にノミネートされている。

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モーガンは、英国アカデミー賞を5回、ゴールデングローブ賞を4回、エミー賞を2回受賞。アカデミー賞に2回、トニー賞とオリヴィエ賞に1回ノミネートされたほか、2015年には「演劇への貢献」により大英帝国勲章を授与した。この栄誉は、当時のチャールズ皇太子から授与された。また、2017年には英国映画協会フェローシップを受賞した。

このポッドキャストのエピソードの中で、61歳のモーガンは、移民の子供として育ち、わずか9歳で父親を失ったことがどのように彼を形作ったのか、そして作家になったのが偶然の産物であったこと、歴史上の人物や出来事を使って、大統領や首相、そして女王などの権力者同士の架空のやり取りを描くことをどのように始めたのか、『ザ・クラウン』の遺産として何を望んでいるのか、さらに多くのことについて語っている。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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