【F1オランダGP 土曜レポート】フェルスタッペンを0.3秒上回る速さ — ノリスが驚異のポール獲得

ランド・ノリス 写真:マクラーレンF1
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2024年F1オランダGPの土曜日は、天候の変化と予想外の結果で波乱の一日となった。

第3回フリー走行(FP3)は雨のザントフォールトで行われ、アルピーヌのピエール・ガスリーがトップタイムを記録。ハースのケビン・マグヌッセン、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスが続いた。ウィリアムズのローガン・サージェントの大クラッシュでセッションが中断される場面もあり、多くのドライバーが慎重な走りを見せた。

天候が回復した予選では、マクラーレンのランド・ノリスが驚異的な走りを見せ、1分09秒673の圧巻のタイムでポールポジションを獲得。地元出身のマックス・フェルスタッペンを0.356秒引き離す快挙を成し遂げた。オスカー・ピアストリがP3に続き、マクラーレンの好調が際立った。メルセデスのジョージ・ラッセルがP4、レッドブルのセルジオ・ペレスがP5と続いた。

一方で、予想外の結果も見られた。フェラーリのカルロス・サインツとメルセデスのルイス・ハミルトンがQ2で脱落し、それぞれP11とP12に甘んじる結果となった。

P8を獲得したウィリアムズのアレックス・アルボンは予選終了後、フロア規定違反で失格へ。決勝は最後尾からのスタートとなる。サージェントのFP3クラッシュと合わせ、チームにとって厳しい週末となる。

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さらに、ルイス・ハミルトンにも3グリッド降格のペナルティが科された。予選Q1でセルジオ・ペレスを不必要に妨害したとして、スチュワードから処分を受けた。これにより、ハミルトンは12位から15位へと後退することになった。

これらの処分により、予選後のグリッド順に大幅な変更が生じることとなった。日本人ドライバーの角田裕毅はこれによりP11からスタートすることとなる。

明日の決勝では、ノリスがこの勢いを維持できるか、フェルスタッペンが巻き返しを図れるか、そして後方グリッドのドライバーたちの追い上げに注目が集まる。

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