『ビートルジュース ビートルジュース』、ヴェネツィア国際映画祭で高評価 ― 来月公開に期待高まる
ティム・バートンが『ビートルジュース ビートルジュース』で見事に復活した。
1988年のホラーコメディのヒット作『ビートルジュース』の続編『ビートルジュース ビートルジュース』が、36年の時を経て、ヴェネツィア国際映画祭でのワールドプレミアで観客から温かいスタンディングオベーションを受けた。
評論家たちもバートンの続編を歓迎の声で迎えている。米『ハリウッド・リポーター』の評論家デイヴィッド・ルーニーは、バートンは「不気味なものを愛する監督が死に新たな命を見出した」と述べ、主演のウィノナ・ライダーとマイケル・キートンが監督の「全盛期の残忍な悪ふざけを再発見」するのを助けた。ルーニーは、映画中何度もメモに「ティム・バートンが帰ってきた!」と走り書きしたと語っている。
反応は全般的に同様で、BBCは『ビートルジュース ビートルジュース』を「愉快な狂気に満ちたおかしな作品で、素晴らしい実用的な特殊効果と秀逸なジョークが詰まっている」と評し、英エンパイア誌は「マイケル・キートンはこれまでにないほどビートルジュースしている」とマイケル・キートンが再演した役を称賛した。
一方、イギリスのガーディアン紙は珍しく厳しい評価を下し、「バートンが1980年代のホラーコメディを霊界から呼び戻そうとした試みは、派手なセットピースで満ちているが、オリジナルに新たな価値を加えることはできていない」と記している。
ヴェネツィアでのプレミア前に、バートンは「映画業界に少し失望し、自分を見失った」と述べ、映画によって「再び活力を得た」と感じていると語った。
ヴェネツィアでの反応が示すように、バートンは確かに復活した。
『ビートルジュース ビートルジュース』は、来月9月6日にアメリカで劇場公開されるにあたり、国内興行収入で最大8,000万ドルのオープニングが予想されている。
日本では、映画『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日に公開が予定されている。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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