ヴェネチア映画祭:ペドロ・アルモドバル監督『The Room Next Door』で金獅子賞受賞
2024年ヴェネツィア国際映画祭の授賞式が終了した。
最優秀作品賞の栄えある金獅子賞は、ペドロ・アルモドバル監督の『The Room Next Door』に贈られた。スペイン人監督の初の英語長編映画は、映画祭での初公開時に、なんと17分間のスタンディングオベーションを受けた。アルモドバル監督は家族に捧げたい、とスピーチで語った。
銀獅子賞の最優秀監督賞は、『The Brutalist』のブラディ・コーベット監督に贈られた。『The Brutalist』はエイドリアン・ブロディとフェリシティ・ジョーンズが主演を務める。
主演女優賞はニコール・キッドマンが『ベイビーガール』で受賞。しかし、母親の死去により授賞式を欠席した。ハリナ・ライン監督がキッドマンに代わって賞を受け取った。
銀獅子賞グランプリ審査員賞はマウラ・デルペロ監督の『Vermiglio』、主演男優賞はヴァンサン・ランドンが『The Quiet Son』で受賞した。審査員特別賞は、デア・クルムベガスヴィリ監督の『April』に贈られた。
オリゾンティ(ホライゾン)部門の最優秀男優賞は、フランチェスコ・コスタビレ監督による暴力の循環性を描いた映画『Familia』のフランチェスコ・ゲギが受賞。キャスリーン・チャルファントは、サラ・フリードランド監督の『
Familiar Touch』で最優秀女優賞を受賞した。
ヴェネツィア映画祭は今年、ティム・バートンの 『ビートルジュースビートルジュース』やアンジェリーナ・ジョリー主演のパブロ・ララインの『マリア』などの作品がサラ・グランデ劇場で世界初公開され、最高の盛り上がりを見せた。ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットによる『ウルフズ』のプレミア上映でファンを熱狂させる場面もあった。
2024年ヴェネツィア映画祭の受賞者の全リストはオリジナル記事から確認できる。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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