スタジオジブリ、宮崎駿監督の名作アニメを東南アジアの映画館で再公開

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スタジオジブリは、シンガポールを拠点とするmm2 Entertainmentと提携。今後5年間にわたり、東南アジアの映画館で宮崎駿監督の名作アニメを再公開する。

両社は木曜日にこの配給契約を発表。『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『となりのトトロ』といったファンに人気の高い作品を含む、ジブリの代表作21本を公開する。対象となるのは、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、タイ、フィリピン、カンボジアの7地域。

この決定は、近年ジブリが自社のライブラリーを活用することで大きな利益を上げてきた計画の一環だ。中国本土でも同様の戦略をとり、宮崎駿作品を新世代の映画ファンに提供することで、同社は数千万ドルを得ている。『となりのトトロ』は2018年の再公開で2600万ドル、『千と千尋の神隠し』は2019年に6900万ドルを稼いだ。 他の作品もヒット続きである。

「三鷹の森ジブリ美術館や愛知のジブリパークには、東南アジアから毎日多くの観光客が訪れています。最近、宮崎駿監督がマグサイサイ賞(アジアのノーベル賞)を受賞しました。私たちの映画が、以前よりもずっと多くのアジアの方々に楽しんでいただけるようになったと感じています。この機会が、さらに多くの人々に、そしてこれから生まれてくる子供たちに、私たちの作品を届ける大きな助けになることを大変嬉しく思います」。スタジオジブリは語った。

※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果

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