マイケル・ジャクソンの未発表音源が忘れられていた倉庫から発見される
マイケル・ジャクソンの未発表音源が、サンフェルナンド・バレーのとある倉庫から発見された。これを見つけたのは、元カリフォルニア州ハイウェイ・パトロールの警官で、現在は専業主夫として暮らすグレッグ・マスグローブさん(56歳)だ。
この音源を発見するきっかけとなったのは、知人から「興味深い倉庫を手に入れた」との連絡を受けたことだった。その倉庫は、かつて音楽プロデューサーで歌手でもあったブライアン・ローレンの所有物だったという。現在ブライアン・ローレンの所在は不明だが、倉庫の中から貴重な音楽資料が次々と見つかった。
発見されたテープには、未発表の楽曲が12曲収録されており、マイケル・ジャクソンがアルバム『デンジャラス』の制作前、1989年から1991年頃に取り組んだ音楽だという。
ロンドンのO2アリーナで開催されるはずだったマイケル・ジャクソンの幻のコンサート”THIS IS IT”。本作は、コンサートに向けて、創造力にあふれ進化しながらリハーサルを行う彼の姿をとらえた貴重な舞台裏映像だ。2009年4月から6月までの時間の流れを追いながら、マイケル・ジャクソン・エステートの全面的なサポートを受け製作され、多数の楽曲をリハーサルする100時間以上に及ぶ舞台裏の映像で構成されている。
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米ハリウッドリポーターのインタビューに答えてくれたマスグローブさんは、「ファンサイトを全部見ました。そのうちのいくつかは噂で存在が知られていましたし、少しリークされたものもあります。いくつかの曲は、まだ世の中に出ていないんです」と語ってくれた。
マスグローブさんのリストには、収集された楽曲とともに、他の未発表曲の一部も含まれている。テープには、ジャクソンとおそらくローレンが録音や制作過程について話している様子も収められている。
マスグローブさんは、「これを聴いていると鳥肌が立ちます。なぜなら、誰もこれを聴いたことがないからです」と興奮気味に語り、「マイケル・ジャクソンが実際に話して、冗談を言い合っているのを聞くのは、本当にすごいことでした」と話した。
未発表曲の中には「Don’t Believe It」というタイトルの曲があり、これはマイケル・ジャクソンについてメディアで流れる噂をテーマにしているようである。曲の雰囲気やスタイルは、ジャクソンが当時リリースしていた音楽に似ている。また、別のテープでは「Seven Digits」という曲についてジャクソンがその意味を説明しており、この曲は遺体安置所で遺体に付けられる識別番号を指しているとされている。
テープの中で最も興味深い曲の一つは「Truth on Youth」という曲で、マイケル・ジャクソンとLL・クール・Jがラップのデュエットをしているようである。LL・クール・Jは過去にジャクソンとの共演について語り、二人が一緒に音楽を録音したことを認めている。この曲の特徴的な点は、ジャクソンがラップをしていることである。
残念なことに、マイケル・ジャクソンの熱狂的なファンにとって、これらのテープを聴くことができるのはマスグローブさんが唯一の人物である可能性が高い。彼と弁護士は今年初め、テープの発見についてマイケル・ジャクソン・エステート(財団)に報告した。財団はテープについて独自に調査を行ったが、理由は不明のまま購入を拒否した。ただし、財団は公式に、テープの所有権を主張しない旨の書面をマスグローブさんに送付した。その書面では、マスグローブさんや将来的にテープを購入する人々は、録音や楽曲の著作権を所有しないことが明記されており、著作権は財団にあるとされている。つまり、これらのテープは公開されることはない。
発見された物の正確な価値はまだ明らかではないが、マスグローブさんと彼をサポートするチームは、その価値が七桁の範囲にあると考えている。近いうちに、彼はこれを四大オークションハウスに出品する予定だ。ジャクソンの記念品を集めている多くの有名人の中には、レディー・ガガのようにオークションで55点もの記念品を購入した人物もいるため、このテープがその私的コレクションに加わることもあるかもしれない。
12月12日午後7時時点で、テープはマスグローブさんの手元にはなく、彼の弁護士が管理する安全な施設に保管されている。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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