マーベルベテラン『ブラックパンサー』プロデューサーのネイト・ムーアがスタジオを去る
マーベル・スタジオのベテラン、ネイト・ムーアが、独立してプロデューサーの道を歩むためにスタジオを去ることになった。
ムーアは2月の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』公開までマーベルに残り、『ブラックパンサー』第3弾の製作も担当する。
2010年に同スタジオに入社したムーアは、ライアン・クーグラー監督作『ブラックパンサー』をプロデュースし、興行収入13億ドル以上を稼ぎ出し、アカデミー賞作品賞にノミネートされるなど、文化的・興行的現象となった。『ブラックパンサー』は、最終的にアカデミー賞3部門を受賞した。
「ネイトは素晴らしい幹部であり同僚であり、マーベル・スタジオの我々全員にとって素晴らしい友人です。2010年以来、彼は私たちのチームの中心メンバーであり、彼の影響は私たちのストーリーテリングに響き続けるでしょう。彼がいなくなるのはとても寂しいですが、次のブラックパンサー映画で新たな形で彼と仕事ができる幸運に恵まれながら、彼の次の仕事を楽しみにしています」とマーベル・スタジオのケヴィン・フェイジとルイス・デスポジートは声明で述べた。
ムーアのプロデュース作品には、2021年の『エターナルズ』と2022年の『ブラックパンサー: ワカンダ・フォーエバー』、ディズニー+シリーズの『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』などがある。また、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』や『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』などのプロジェクトにも携わった。その昔彼は、マーベル・ライターズ・プログラムで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の脚本開発にも携わった。
「私がプロデュースについて知っていることは、ほとんどすべてマーベル・スタジオにいたときに学んだことです。マーベル・スタジオの同僚やキャスト、スタッフ同様、映画製作とストーリーテリングを愛する人たちと一緒に仕事ができたことを幸運に思っています。私の経験と映画への情熱を『ブラックパンサー3』のためにワカンダの世界に戻ることを含め、あらゆるジャンルの劇場用映画に活かすことができるのは、これ以上ない喜びです」ムーアは語った。
※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果
【関連記事】
・デンゼル・ワシントン、ライアン・クーグラーが『ブラックパンサー3』で彼のために役を書いていると発言
・レティーシャ・ライト、『ブラックパンサー』第3弾の可能性について語る ―「シュリを演じ続けたい」
・『ブラックパンサー』監督×マイケル・B・ジョーダン最新作、2025年に全米公開へ
・クリス・エヴァンス、『アベンジャーズ』新作でマーベルに復帰
・大ヒット続きのディズニー、2025-26年の展望を発表 – マーベル、スターウォーズ最新情報も