【訃報】『赤ちゃんはトップレディがお好き』『花嫁のパパ』のチャールズ・シャイア監督83歳で死去
『赤ちゃんはトップレディがお好き』『花嫁のパパ』『アルフィー』を監督した チャールズ・シャイア監督が、12月27日(現地時間)に亡くなったことがわかった。
シャイア監督と、元妻で脚本家のナンシー・マイヤーズのコンビで『プライベート・ベンジャミン』(1980年)、『ペーパー・ファミリー』(1984年)、『赤ちゃんはトップレディがお好き』(1987年)『花嫁のパパ』(1991年)、『マリー・アントワネットの首飾り』(2001年)などの作品を手掛けてきた。
※本記事はアフィリエイトプログラムに参加しています。
マイヤーズとシャイアーは 1980年に結婚し、その後20年間、映画界で最も成功した映画制作夫婦コンビとして地位を確立した。彼らの恋愛コメディは、アメリカの大衆文化の脈動を反映していた。
シャイア監督は現地時間の12月27日、病気のためロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ医療センターで亡くなった。
娘のハリー・マイヤーズ=シャイアは、2017年にリース・ウィザースプーン主演の『ホーム・アゲイン』の脚本家兼監督を務めた。
彼の大スクリーン監督デビュー作となった『ペーパー・ファミリー』(1984年)は、両親(シェリー・ロング、ライアン・オニール)との離婚を求めて訴訟を起こす9歳の少女(ドリュー・バリモア)の物語で、アメリカの極端な訴訟傾向を比喩していた。
『赤ちゃんはトップレディがお好き』(1987年)もシャイアーが監督を、マイヤーズが脚本を務め、ニューヨークの有能な経営コンサルタントの主人公(ダイアン・キートン)が突然乳児の世話をすることになった時に起こるハプニングを表現したことで、女性もキャリアと家族を持つことができるというコンセプトを誇示した。
また、結婚式とそれに伴う大混乱をからかうことで最大の成功を収めた 『花嫁のパパ』(1991年)では、1950年の名作をリメイクし、スティーヴ・マーティン演じる父が、幼い娘(キンバリー・ウィリアムズ)の成長、結婚するという事実を認識する父親の苦しさを表現した。
その他にもジュリア・ロバーツとニック・ノルティの主演で 1930 年代のスクリューボール コメディへのオマージュを盛り込んだ『アイ・ラブ・トラブル』(1994年)、1960年制作の『Crimen』を元にリメイクしたミステリーコメディ『モンテカルロ殺人事件』(1992年)、ヒラリー・スワンク主演の 『マリー・アントワネットの首飾り』(2001年)、ジュード・ロウ主演のリメイク版『アルフィー』(2004年)など、数々の人気映画を生み出した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 『スター・ウォーズ』キャリー・フィッシャーさん没後8年、娘が追悼
- 【訃報】『ベイビー・ドライバー』子役ハドソン・ミーク氏が16歳で死去
- 『オーシャンズ11』俳優のスコット・L・シュワルツさん死去 G・クルーニーが追悼
- 俳優のオリヴィア・ハッセーさん死去、73歳 『ロミオとジュリエット』に出演
- 【Criterion Collection】歴代の名作から近年話題作品まで紹介。サブスク時代にBlu-ray・DVDをコレクションしたくなる理由とは?