Tubi、月間アクティブユーザー9700万人を突破 ― 競争激化の中で成長を遂げる

フォックスコーポレーションが所有する無料動画配信サービスTubiの月間アクティブユーザー数（MAU）が9700万人を超えたことが明らかとなった。

Tubiは、2024年半ばの月間アクティブユーザー数7800万人から9700万人へと急成長を遂げ、2024年には累計100億時間以上のストリーミング再生時間を記録した。この成長は、Pluto TVやRoku Channelといった主要な競合他社との激しい競争の中で達成され、Tubiは27万5000本以上のライブラリ作品や300本以上のオリジナル作品を提供することで独自のコンテンツを強化している。

競合サービスと比較すると、Samsung TV Plusは2024年10月時点で8800万人のMAUを発表し、Rokuは同月にストリーミング利用家庭数が8500万5000世帯に増加したとしている。このような競争環境の中で、Tubiはさらなる成長を目指している。

Tubiオリジナル作品には、ピーター・ディンクレイジ主演の西部劇スリラー『The Thicket（原題）』、ローレン・グレアム出演の職場コメディ『The Z-Suite（原題）』、コメディドラマ『Boarders（原題）』、そしてディオン・サンダースが司会を務める『We Got Time Today（原題）』など、多彩なジャンルのコンテンツが含まれている。

TubiのCEO、アンジャリ・スッドは、視聴者が高品質で無料のエンターテイメント体験を求めている中で、Tubiの成長が加速していると述べた。Tubiの戦略は、ユニークなストーリーと豊富なコンテンツを提供し、視聴者のエンゲージメントに注力することである。

FAST（無料広告付きストリーミングテレビ）業界では、Tubiのようなプラットフォームが無料でリニアTVコンテンツを提供し、視聴者に広告を視聴させることで成長している。また、他の有料ストリーミングサービスが互いにサービスを統合してコスト削減を図っていることも、FASTの成長を後押ししている。

一方、従来のテレビ放送を行うリニア放送局はケーブルテレビの解約や未加入者の増加により視聴者数の減少に直面している。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。

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