キャリー・アンダーウッド、トランプ次期大統領の就任式で歌唱へ
カントリー歌手のキャリー・アンダーウッドが、現地時間1月20日にアメリカ合衆国議会議事堂で行われるドナルド・トランプ次期大統領の2回目の就任式でパフォーマンスを行うことが、米『ハリウッド・リポーター』の取材で分かった。
カントリー界のスターであるアンダーウッドは、就任式で「美しきアメリカ」(アメリカ・ザ・ビューティフル)を歌唱する。同歌手は声明で、「私は我が国を愛しており、この歴史的なイベントの一部になれることを光栄に思っています。私たちが団結し未来を見据える時期に、この使命を果たすことができるのは身の引き締まる思いです」と述べた。
アンダーウッドには政治的な活動歴がないことから、この決断は一部のファンに衝撃を与えた。アンダーウッドは2019年、英『ガーディアン』に対し、「私は、少なくとも公の場では可能であれば政治から遠ざかるようにしています。なぜなら誰も勝者になれないからです」と発言していた。
さらに2017年には、カントリーミュージック協会賞(CMAアワード)のステージ上で、アンダーウッドがブラッド・ペイズリーと共にパロディーソングの一環としてトランプを揶揄する一幕もあった。
SNS上では、アンダーウッドの選択に落胆する声が多く、キャリアに悪影響を与えると予測する意見もあった。一方で、トランプ氏の支持者はアンダーウッドの決定を称賛、昨年ジョー・バイデン大統領を支持したテイラー・スウィフトと好意的に比較した。
トランプ氏はこれまで、有名なセレブをイベントに招くのに苦労してきた。2017年、トランプの1回目の就任式で出演を拒否したとされるミュージシャンには、エルトン・ジョン、ガース・ブルックス、セリーヌ・ディオン、イディナ・メンゼル、そしてKISSが含まれていた。
今月の就任式には、アメリカ軍合唱団やアメリカ海軍兵学校グリークラブなども出演する予定であると報じられている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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