ジョー・ローガン、カマラ・ハリス陣営が嘘をついていると批判
ジョー・ローガンは、彼が前副大統領側をミスリードしたという報道を受けて、自身のポッドキャストとカマラ・ハリス陣営との間に何があったのかを語った。
火曜日に公開された『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』のエピソード中にローガンは先日出版された『Fight:Inside the Wildest Battle for the White House(原題)』の内容に基づく報道に対して反論した。著者のジョナサン・アレンとエイミー・パーンズは、候補者をポッドキャストに登場させるための努力について、多くのハリス関係者に話を聞いたという。その関係者たちは、ハリスがローガンの番組に出演することに備えて彼のスタジオがあるオースティンに近づけるために、10月25日にビヨンセとヒューストンで選挙活動を行う予定を立てたが、ポッドキャスターのチームからその日は「個人的な事情」と告げられ、出演の話が流れた後に、その日はローガンがドナルド・トランプにインタビューしたのと同じ日であることが判明した、という苛立たしい経験を語っている。
これに対し、ローガンは全く事実と異なると反論している。
ローガンは「俺たちがトランプのために彼女を振り回したとかいう話は間違ってる。完全に嘘だ」とした上で、以下のように語った。
「彼らがついている嘘のうち、まず一つ目はトランプが来る日に関して俺たちが嘘をついてたというものだ。そもそもトランプが来るなんて話はしていない。実際のところはこうだ。トランプはスケジュールの調整が簡単だった。本当にね。彼に出演をオファーしたら『ああ、いいよ』って感じだった。『何について話すんだ?』とか、『何時間収録するんだ?』とか、『編集するのか?』なんて話はなくて二つ返事だった。そういうわけで彼はもう先約があったんだ。だけど(ハリス陣営)は全然出演を真剣に検討してくれなかった。ビヨンセとの集会をヒューストンでやったのは俺の番組に出るためだったとかいうけど、そもそも出演をOKしてくれなかったじゃないか。彼らの言うことはどれも事実ではないよ。 あと、(ハリス陣営が)スタッフをスタジオに送り込んで、セットの視察をさせたと言ってたけど、それも事実ではない。日程だって決まっていなかった。そもそも彼らは番組に出ることに同意していないんだからね」
更にローガンは「(トランプとハリスのインタビュー)両方を同じ日に発表したかった。 それが目標だった。 その日の夜遅くにオファーもしたよ。 だから、トランプが来た夜、『もし彼女が(ヒューストンに)来るなら、彼女が終わった後にやったらどうかな?』って提案もしたくらいだ。 でも、誰も出演を検討してくれなかった。 これは本当に大事なことだ。彼らは俺が嘘をついてるみたいに言うんだからね」とした。
また、「トランプの回がオンエアされた後に、DCに来てカマラと一緒に収録をやらないかとオファーがあった。 けど、それは45分から1時間程度だったし、私のセットじゃなかった。だから俺は、『でも、(トランプは)ここでやったから、できればここでやったほうがいいんじゃないかって提案したんだ。( ハリスの関係者は)俺たちを扱いにくいと言っているけど、そんなことはない。むしろめちゃくちゃ簡単なくらいだ。 やるんなら本物のショーでなければならな勝ったんだ。 俺が会議室に座っているような作りものは御免だった。ああ、それと、彼らは速記者を部屋に入れたがっていた。 彼らは部屋にスタッフを呼んだ。 それに引き換えトランプは一人でここにきた。やたら注文が多くて、彼らは(ポッドキャストが)編集されないということを気にしていた。俺のマネージャーが、『本人はやる気なのか?』って聞いたら『いや、そうじゃない』と言われたよ。彼女は本当に出演する気があるのかも分からなかった。彼女のスタッフの何人かは、彼女がやることに反対していたんだ。奴らはスーパーポリコレ集団だから(この番組は)ダメだと考えていたんだね」と語った。
そしてローガンは「だから、彼らが本当にやりたい心から思っていたとは思えない」としつつ「でも、トランプがそれをやった途端、(インタビューは)大きな反響を呼んだ。きっと『俺たちは何をやっているんだ?』って感じになったんだと思う。5,000万回も再生されたんだ。『バカバカしい。なぜやらなかったんだろう?』と思ったんだろうね」と私見を述べた。
またローガンは「ちなみに、証拠はすべてある」とし、「もちろん、交わされた会話のリストも全部持っているよ。誰かが、彼女は出演を断っていないし、もししていれば、それはプラスに働いたかもしれない。という風にして彼女を庇おうとしているんだ。「(もし)私たちがとても仲良くなって、(それが)『若い男性票』を向上させたとしたら、事態は変わっていたかもしれないっていう感じでね」と述べた上でさらに、「(著者は)150人の異なる人々に、彼女が番組に出演したことで何が起こったかについて話を聞いたそうじゃないか。でも彼らは俺たちと話をしなかった。 彼らは尋ねもしなかった。それなのに彼らは事実と違う話をするんだ」と不快感を滲ませた。
『Fight』を出版したハーパー・コリンズ社は、ローガンの主張に対してコメントを出していない。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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