『SUITS/スーツ』スピンオフ、ハーヴィー・スペクターらオリジナルキャラが復活

人気ドラマシリーズ『SUITS/スーツ』のスピンオフ『Suits: L.A.(原題)』に、ガブリエル・マクト演じる敏腕弁護士のハーヴィー・スペクターが登場する。
新シーズンでは、DCコミックスの「グリーンアロー」に基づくドラマシリーズ『ARROW/アロー』に出演していたスティーヴン・アメルが元ニューヨークの連邦検事でロサンゼルスにエンターテインメント法を専門とする法律事務所を構えたテッド・ブラック役を演じる。
オリジナルシリーズとのつながりを維持するため、両プロジェクトの製作を手掛けたアーロン・コーシュは、前作のキャストの中から誰を戻すことができるかを検討した。「テッドはニューヨークの検察官であり、ハーヴィーもニューヨークの元検事補だったため、完璧なマッチだと思った」と語っている。
アーロンは、2024年にパトリック・J・アダムスと共にT-Mobileのスーパーボウル広告を撮影した際、ガブリエル・マクトと再会した。「パイロット撮影時、ガブリエルと話し合わずに彼の写真をパイロットに入れたんだ。もし彼がやりたくないと言ったら、いつでも削除できると思っていたが、後から戻すのは難しいと思った」と米『ハリウッド・レポーター』に語った。「シリーズ制作が決まった時、ガブリエルに電話して、参加したいかどうかを聞いたら、彼は快諾してくれた」
マクトは、オリジナルシリーズのファンに対して、「もし、新しいキャストを迎えることができれば、似ている部分もあれば違う部分もあるので、みんな「入り込もう」と思うだろう」と語った。さらに「アーロンが僕を呼んでくれたことで、オリジナルのキャストメンバーも楽しめるし、ちょっとしたイースターエッグ的要素があってもいいなと感じる機会ができたと思っている」と述べた。
アーロンも同様の戦略を反映させ、キャラクターの登場について「人々を有機的に引き入れることを確実にしたかった。古いキャラクターの行進のような作品にはしたくなかった」と語った。その上で、「全員を出演させたい気持ちはあるが、全員を連続して出演させるのは、オリジナルと新しいシリーズにとって害になると思うので、どうなるか様子を見ていく」と付け加えた。
スティーヴン・アメルは、ハーヴィーのファンであると語り、「オリジナルのファンであれば気になる、何年も経ってからこのキャラクターがどうしているのか、どこに住んでいるのか、生活はどうなのか、そういったことを知ることができる」と語った。
アーロンは、「彼のオーディションを15秒で見て、アメルがこのハリウッドを舞台にした物語をリードする役者だと確信した」と述べ、今後の『SUITS/スーツ』のプロジェクトに対してオープンな考えを持っていることを明かした。
「『SUITS/スーツ』の映画を作る可能性についても話していたが、そのプロジェクトが動き出す前に他にも進行中のプロジェクトがある」とアーロンは語った。「未来は広がっている。新しいことが起きることは歓迎だが、簡単なことではない。このシリーズは最初から『SUITS/スーツ』のスピンオフとして書かれていたわけではない。何をするにはインスピレーションが必要で、できるからといって何でもできるわけではないので、今後どうなるかはまだ分からない」
『Suits: L.A.(原題)』は日曜日にNBCで放送開始され、翌日にPeacockで視聴可能となる。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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