ジョン・バーンサル:『パニッシャー』新作は「ダーク」な内容に
ジョン・バーンサルは、3月5日からディズニー+にて放送が始まった『デアデビル:ボーン・アゲイン』にフランク・キャッスル/パニッシャー役として再登場する。そんな彼が制作中のスペシャルドラマ版『パニッシャー』について興味深い発言をしたようだ。
バーンサル演じるパニッシャーは、愛する妻子を殺されたことをきっかけに法では裁けぬ悪を自ら成敗するようになった元海兵隊員という設定のキャラクターである。パニッシャーは2016年に公開されたNetflix版の『デアデビル』シリーズに初登場したのを皮切りに、2017年から2019年には彼を主人公とするシリーズもNetflixで放送された。そんな彼は『ボーン・アゲイン』にも帰ってきたが、2月の末には再びマーベル・テレビジョンが『パニッシャー』のスペシャルドラマを制作していることが明らかとなっていた。バーンサルとレイナルド・マーカス・グリーンが脚本を務める同作は来年『デアデビル』のシーズン2と同時に放送される予定なのだとか。
先週の土曜日(現地時間)にSXSWフェスティバルで行われた出演作、『ザ・コンサルタント2』(米国で4月25日に公開)の先行上映会に出席したバーンサルは米『ハリウッド・リポーター』の取材に対し、制作中の『パニッシャー』について次のように語ってくれた。
「フランク(パニッシャー)役には本当に思い入れがあるんですよ。ファンの皆さんが楽しみにしていた物語の続きを語る機会を得られたことにとても感謝しています。私たちは全身全霊を込めてフランク・キャッスルの物語を伝えるつもりですし、その意味でそれは観客に媚びるようなものにはなりません。それは明るくて観やすい物語とはならないでしょうが、(フランク・キャッスルという)キャラクターに相応しいものとなるはずです。とにかく私たちはこの作品に携わることができて光栄ですし、感謝しています」
また、Netflixで放送された前シリーズと比較した際に新作はどのような内容になるかとの質問に対し、バーンサルは「(新作は)ダークなものとなるでしょう。フランク・キャッスルという人間は自ら進んで闇の中に生きているのです。とにかく、軽いものとはなりませんし、Netflixのトーンがそういうものだったかどうかは分かりませんが、とにかくそういうものになるということです」と語った。また、最後に彼は「カロリーオフ版『パニッシャー』にするつもりはありませんので、そこはご期待ください」とスペシャルドラマがNetflix版にもまして「こってり」とした濃い内容になることを仄めかしている。
そんなバーンサルが現在専念しているのは『ザ・コンサルタント2』だ。同作は2016年に公開された『ザ・コンサルタント』の続編で、ベン・アフレック演じる主人公は天才的な数学の才能を持つサヴァン症候群患者であると同時に、危険な犯罪組織の会計士という裏の顔を持つ。バーンサルはアフレック演じる主人公の生き別れた兄という役で登場する。
同作は制作に至るまでに長い期間を要したようでバーンサルは「このシリーズは本当のファンに支えられているようですし、多くの人の心に響いたのでしょう。本当に良かったです。こうして私の大好きな人たちとまた仕事ができたのですから」とその喜びを語った。
また、主演のアフレックも続編が制作されたことについて「最初は本当に驚きました。1作目も成功はしましたが、何十億ドル単位のヒット作というわけではなかったですからね」としつつ、前作が公開されてから9年間の間に人々がストリーミングなどを通じて同シリーズの魅力に触れたことが続編制作の背後にあるのではないかと私見を語った。
更にアフレックは「今作は前作よりもいい作品になっていると思います。私はとても気に入っていますので是非とも皆さんには劇場に足を運んで観ていただきたいです」と作品の出来栄えに太鼓判を押した上で「3作目は9年も待たずに完成させたい」と続編にも期待を覗かせた。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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