【インタビュー】ポン・ジュノは今、何を語る?

今回の「Awards Chatter」ポッドキャストはポン・ジュノ監督をゲストに迎えてお送りする。インタビューは2部構成となっており、前半は2020年に同監督の『パラサイト 半地下の家族』(2019)がアカデミー最優秀作品賞を受賞する直前に行ったもの、後半は先月、『ミッキー17』のアメリカ公開を数日後に控えたタイミングで行ったものだ。
55歳となるポンは監督デビュー作の『吠える犬は噛まない』(2000)公開時から熱狂的な映画ファンの注目の的だった。それ以来『殺人の追憶』(2003)、『母なる証明』(2009)、『オクジャ』(2017)など、作品を経るごとに彼の人気は高まっていったが、その名を世に知らしめたのは何と言っても『パラサイト』だろう。韓国社会における貧富の差を題材とした同作は瞬く間に社会現象となり、『ロッテン・トマト』で99%の超高評価を叩き出したばかりか、全世界で2億6260万ドルもの興行収入を記録した。
同作は韓国映画としては初めてカンヌ国際映画祭でパルムドール賞に輝いたばかりか、2020年のアカデミー賞では外国語映画としては初めての最優秀作品賞を受賞している。(ポンはその他にも最優秀監督賞、脚本賞、そして外国語映画賞をその日に受賞した)そんな同作の快進撃を目の当たりにしてNYタイムズの首席映画評論家、A.O.スコットはポンを「今世紀最高の映画監督」と大絶賛したほどだ。
あれから5年が経った今、ポンは再び映画界の注目を集めている。先月、米国では『パラサイト』がIMAXで再上映されたほか、今月末にはロサンゼルスのアカデミー映画博物館にてポンを記念した特別展が開かれる。そればかりか今月7日には『パラサイト』以来の待望の新作『ミッキー17』(主演:ロバート・パティンソン)がワーナー・ブラザースから公開されたばかりだ。
飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けるポンは今、一体何を語るのだろうか。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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