キャリー・アン・モス、キャリア絶頂期の育児休業を振り返る

キャリー・アン・モスはキャリアでなく育児を優先した彼女の決断について全く後悔はしていないそうだ。
モスは最近『インデペンデント』の取材に応じ、彼女の出演した『マトリックス』シリーズ(1999-2003)が大ヒットを記録していた最中にも関わらず俳優を休業する決断をした背景について語った。
「あの頃は『マトリックス』が本当に大当たりした直後でしたが、私は子供たちの側にいるためにとても長いお休みをもらうことにしたんです。『こんな素晴らしいオファーを頂いたのに、すごいメガディールなのに』とその時は少し胸が痛みましたね」
しかし、それでもモスの決心は揺るがなかったようだ。「でもちょうどその時、子供を抱きながら思ったんです。『私の履歴書にもう一つ映画のタイトルを付け加えることと、この子を抱きしめてあげることのどっちが究極的には大事なの?』って。考えるまでもなかったですね。(育児休業をするという)選択をして良かったと思っていますし、後悔する羽目にならなくて本当に良かったです」と彼女は自身の決断を振り返る。
モスはウォシャウスキー兄弟の大ヒット作『マトリックス』三部作でトリニティ役を演じ、キアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンと共演を果たしている。彼女は休業を経た後、シリーズ4作目に相当する『マトリックス:レザレクションズ』(2021)にも出演しているが、同作は劇場とストリーミングで並行公開という形になったためか、興行収入は芳しくなかった。
そんな同作についてもモスは私見を語った。「あの頃はちょっと変な時代でしたよね。確か何かのストリーミングサービス(HBO Max)でもあの映画は公開されました。でも他の人にどう思われるかについてあまり考えたことはないですね。手垢のついた表現かもしれないけれど『経験してみないとわからない』といいますから。私としてはあの作品は神様からの贈り物だと思えたし、制作に参加することが楽しいと思えました。」
そう語るモスは夫のスティーブン・ロイとの間に三児をもうけた母親である。休業後も彼女は『ジェシカ・ジョーンズ』(2015-2019)、『テル・ミー・ア・ストーリー』(2018-)、『スター・ウォーズ:アコライト』(2024)など数々の話題作に出演する活躍を見せている。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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