「ブルー・ライト・ヨコハマ」いしだあゆみさんが甲状腺機能低下症で死去、76歳
『室井慎次 生き続ける者』に出演した いしだあゆみさん ©2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
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ヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」で知られる歌手で俳優のいしだあゆみ(本名石田良子=いしだ・よしこ)さんが11日午前4時48分、甲状腺機能低下症のため都内の病院で死去した。76歳だった。長崎県生まれ。17日、所属するイザワオフィスが発表した。葬儀は近親者で済ませた。故人の遺志によりお別れの会なども行わない。
いしださんは1962年、14歳で上京し作曲家のいずみたく氏に師事。64年に歌手デビューし、68年に発表した「ブルー・ライト・ヨコハマ」が150万枚のミリオンヒットとなった。NHK紅白歌合戦には計10回出場した。
子供の頃から児童劇団で活動し、俳優としても65年のTBSドラマ「七人の孫」で森繫久彌さんの孫役を演じるなど活躍。一時は歌手に専念する時期もあったが、73年『日本沈没』での演技が高く評価され、その後も81年『駅 STATION』で高倉健さんの妻役、82年『野獣刑事』ではヌードが話題となるなど役の幅を広げた。
86年、深作欣二監督の『家宅の人』で毎日映画コンクール女優主演賞、ブルーリボン賞主演女優賞など映画賞を総なめに。テレビドラマでもフジテレビ「北の国から」で純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)の母親役など、倉本聰氏の脚本作品に重用された。21年、旭日小綬章を受章。
昨年10、11月に公開された映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の2部作が俳優としての遺作となった。
プライベートでは80年に萩原健一さんと結婚したが、84年に離婚している。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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