【ランキング】セクシーなドラマシリーズ ベスト20

テレビの黎明期、番組は誰もが安心して観られる内容が主流だった。だが現在では、配信サービスやケーブル局の増加により、より個性的で刺激的、セクシーなドラマが台頭している。
特にStarzやHBOなどは、性描写や暴力を前面に打ち出し、大人向けコンテンツとして人気を得ている。とはいえ、「セクシー」の定義は人それぞれ。今回のランキングは、編集部が本当に色気を感じた番組を厳選したものだ。
セックスシーンの多さではなく、「なぜ惹かれるのか」「どこに色気があるのか」を基準に選定。定番から意外な作品まで、バラエティ豊かでセクシーなTVドラマシリーズ20選をランキング形式で紹介する。
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20. 『ゴールデン・ガールズ』(NBC, 1985–1992)
セクシーと聞いてこの作品を思い浮かべる人は少ないかもしれない。だがブランチ・デヴェロー(ルー・マクラナハン)の存在は別格だった。彼女は、年齢を重ねても女性の欲望や魅力が失われないことを体現したキャラクター。奔放な恋愛遍歴を南部なまりで語る姿は、まるで官能小説の朗読のようだった。『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサ以前に、年齢や常識を飛び越えて自由に愛を語る女性がここにいた。
19. 『高慢と偏見』(BBC, 1995)
ジェーン・オースティンの原作は、身分違いの恋と階級社会を描いた古典。だが1995年のドラマ版は、“オタク女子向けポルノ”とまで言われるほどセクシーな作品に。なかでも、ダーシー(コリン・ファース)が池に飛び込み、濡れたシャツ姿で登場するシーンは。実はこのシーン、視聴者の妄想によって脚色されている。だが、それほどまでに“女性が社会的に上位の男性に影響を与える”という力関係が、観る者の欲望を刺激したのだ。
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18. 『Lの世界』(Showtime, 2004–2009)
“レズビアン・キス回”が話題になった90年代を超えて、女性同士のリアルな関係性と欲望を描いた革新的なドラマ。ロサンゼルスに生きるレズビアンやバイセクシュアル女性たちを主人公に、セックスシーンは日常的に描かれた。特にシェーン(キャサリン・メーニッヒ)は、そのカリスマ性と大胆な恋愛で多くの視聴者を魅了した。
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前作に引き続き、ジェニファー・ビールズ、キャサリン・メーニッヒ、レイシャ・ヒーリーが演じる登場人物に加えて多様なジェンダー・アイデンティティを持つ若者が新風を吹き込む。
17. 『メルローズ・プレイス』(Fox, 1992–1999)
L.A.のアパートに住む美男美女たちの愛憎劇は、セクシー要素満載だった。特にヒース・ロックリア演じるアマンダは、ミニスカ姿で画面を支配。キス、服の引き裂き、デスクでの情事…どれもがTVドラマシリーズ放送ギリギリの刺激だった。
16. 『スキャンダル 託された秘密』(ABC, 2012–2018)
「禁断の恋」に惹かれる視聴者の欲望を満たしたのが、本作。米大統領フィッツ(トニー・ゴールドウィン)と、危機管理のプロ・オリヴィア(ケリー・ワシントン)の不倫関係は、政治を超えた情熱で描かれた。2人の視線の交差、ささやき、独白が、禁断の恋をどうしようもなく魅力的なものに仕立てている。
15. 『バフィー 〜恋する十字架〜』(The WB/UPN, 1997–2003)
性の目覚めをテーマに語るなら、この作品は外せない。バフィー(サラ・ミシェル・ゲラー)とスパイク(ジェームズ・マースターズ)の激しい関係性は、戦いの最中に欲望が爆発する壁ドンならぬ”壁崩壊セックス”で象徴される。さらに、ウィローとタラの繊細な同性愛描写も、放送開始当初はドラマシリーズとして画期的なセクシーさだった。
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14. 『インダストリー』(HBO, 2020–)
金融業界の冷徹さの中で、本能に従う若者たち。この作品では、セックスと権力、欲望と屈服が交錯する。ドミナントプレイ、オフィスでの性交渉、ゴールデンシャワー…。登場人物たちは刺激を求めて限界を超える。暗くて冷酷、それでもなぜか目が離せない。セックスと仕事が等価に描かれる新世代ドラマだ。
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13. 『ノーマル・ピープル』(Hulu, 2020)
アイルランド発の青春恋愛ドラマが、ここまでエロティックとは想像しづらい。だが、デイジー・エドガー=ジョーンズとポール・メスカルの化学反応は圧巻。繊細なカメラワークで描かれる初体験や心の葛藤は、リアルで美しい。ぎこちない関係が、やがて深い結びつきに変わっていく様がなんともセクシーだ。
12. 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(AMC, 2022–)
TVシリーズ版『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』。ヴァンパイアの官能は、血と肉を超えて空中へ。ルイ(ジェイコブ・アンダーソン)とレスタト(サム・リード)の濃密な関係性は、重力すら無視する。浮遊するほどの快楽、殺意と愛情が混ざる百年単位の絆…。流麗なセリフ、美術、主演の色気が三位一体で生み出す色気は、唯一無二。
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11. 『センス8』(Netflix, 2015–2018)
「人はつながれる」をテーマに、世界各地の美男美女が心も体も一つになるSFドラマ。共有される感覚はセックスにも波及し、国境や性別を超えたオーギー(集団交わり)へ。スローモーションで描かれる人間の絡まりは、どこまでも肉感的で、美しく、超越的。
10. 『こちらブルームーン探偵社』(ABC, 1985–1989)
ブルース・ウィリスとシビル・シェパードの掛け合いは、火花が散るという表現そのもの。実際は撮影現場で不仲だったという説もあるが、画面上ではその緊張感が逆に官能的。「言い争いが前戯になる」ことを体現したカップルだ。特に『Atomic Shakespeare』の回では、口論がセックスより熱いことを証明している。
9. 『トゥルーブラッド』(HBO, 2008–2014)
ルイジアナの蒸し暑さ、吸血鬼、そして墓地でのセックス。これ以上にセクシーの極みを体現したTVドラマ作品はない。美男美女が、種族や性の垣根を超えて交わり合う姿は、まさに血と欲望の饗宴。特にビル(スティーヴン・モイヤー)とスーキー(アンナ・パキン)の初セックスは、地中からの復活直後という衝撃設定で話題に。
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8. 『ホワイト・ロータス』(HBO, 2021–)
バカンス中、人は理性を忘れる。それがこのアンソロジードラマの魅力でもある。ホテルの従業員、客、現地住民たちが、嫉妬や欲望に飲み込まれていく。1シーズン目のおしり奉仕シーン、2シーズン目の嫉妬プレイなど、挑戦的な描写が話題を呼んだ。高級リゾートを舞台にした性と心理の群像劇だ。
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7. 『ルッキング』(HBO, 2014–2016)
サンフランシスコを舞台にしたゲイ男性たちの恋と性を描いた、繊細かつ官能的なドラマ。恋人リッチーとケビンの間で揺れるパトリック(ジョナサン・グロフ)の葛藤は、切実かつエロティック。中でもシーズン2冒頭の森のディスコパーティは、ドラッグ、音楽、性が融合した至高の時間。この作品は「セックス=感情の表現」であることを丁寧に伝えてくれる。
6. 『ジ・アメリカンズ』(FX, 2013–2018)
冷戦下のスパイ夫婦、エリザベスとフィリップ(ケリー・ラッセル&マシュー・リス)は、セックスを武器として使う。だがそれだけではない。任務の一環として他人と寝ることも多い2人だが、時には互いに本当の情熱を燃やす瞬間も。現実の恋人でもある2人の本物のケミストリーが、画面にリアルな熱を宿していた。
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5. 『インセキュア』(HBO, 2016–2021)
ブラック女性たちの友情と恋愛を、ユーモアとリアルな感情で描いた本作。だが見どころはそれだけではない。毎シーズン登場するイケメンたちとの関係は、まさに眼福。アジア系彼氏アンドリューをはじめ、多様なセクシュアリティと欲望が、美しい映像で描かれる。黒人女性の性を真摯に描いた点で画期的だった。
4. 『ハンニバル』(NBC, 2013–2015)
直接的なセックス描写はほぼ皆無。それでもこの作品がセクシーだと感じる人は少なくない。ウィル(ヒュー・ダンシー)とハンニバル(マッツ・ミケルセン)の心理戦は、まるで官能的なダンスのよう。肉体ではなく精神で交わるその関係性が、独特の色気を生んでいる。さらに、美食と殺人の融合した映像美が、視覚的な官能を最大限に引き出す。
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3. 『マッドメン』(AMC, 2007–2015)
ほとんどのセックスシーンは満たされないもの。それでもこのドラマは、なぜか猛烈にセクシーだ。衣装、照明、キャスティング…全てが完璧に計算されており、観る者を妄想の世界へ誘う。ジョン・ハムのドン・ドレイパーや、クリスティーナ・ヘンドリックスのジョーンなど、魅力的なキャラも多い。
2. 『ナウ・アポカリプス 〜夢か現実か!? ユリシーズと世界の終わり』(Starz, 2019)
配信時は1シーズンで打ち切られたが、狂気とセックスの祭典として今も語り継がれる。エイリアンとの性行為、カムガール、スパンキング…。あらゆる性癖がポップでチャーミングに描かれた。出演者のおバカな魅力も加わり、まるで夢の中のような官能体験が味わえる。
1. 『ヴィダ 故郷の母が遺したもの』(Starz, 2018–2020)
ロサンゼルスのラテン系コミュニティを舞台に、姉妹の葛藤とアイデンティティを描いた秀作。だが本作は、これまで見たことがない体位を描く作品としても名を残した。セックスは単なるサービスではなく、キャラの内面や社会背景を語る手段。言語、音楽、肌、すべてがエロスと生命力に満ちている。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら
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