『ハリー・ポッター』原作者、ドラマ版のスネイプ役俳優を解雇しない理由を説明

ドラマ版『ハリー・ポッター』でスネイプ役のオファーを受けたパーパ・エッシードゥ 写真: John Phillips/Getty Images
ドラマ版『ハリー・ポッター』でスネイプ役を演じるパーパ・エシードゥ 写真: John Phillips/Getty Images
スポンサーリンク

ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングが、HBOによるドラマ版でセブルス・スネイプ役に起用された俳優パーパ・エシードゥを「解雇する」かどうかについて推測する記事に反応した

エシードゥは先週、エディ・レッドメインや映画版に出演したケイティ・リューングら400名以上と共に、英国のエンタメ業界におけるトランジェンダーの権利保護を求める公開書簡に署名。英国の最高裁判所は先日、トランス女性を女性として認めるべきではなく、「性別」は法的に生物学的性別を意味すべきだと判断していた。

ローリングは4日、自身のXへの投稿で、名指しすることなく署名者たちを批判。そして翌朝、ローリングはドラマ版の製作総指揮を務める自身が、エシードゥを解雇しないと予測する匿名の情報源を引用した英国のタブロイド報道の画像を投稿した。

同投稿では、「私はシリーズから俳優を解雇する権限を持っていないし、もし持っていたとしても行使しない。人々が私とは異なる法的に保護された信念を持っているからといって、彼らの仕事や生計を奪うことは許されない」と綴り、自身の立場を明確にした。

HBO代表のケイシー・ブロイス氏は以前より、ローリングのトランスジェンダーに関する見解をめぐる批判をはねのけており、ポッドキャスト番組『The Town』のインタビューでは、ローリングには自身の政治的立場を持つ権利があると述べている。

HBO版『ハリー・ポッター』は、7巻の小説をテレビシリーズとして再構築し、1シーズンで1つの巻の物語が描かれる。最近では主要な大人キャストが発表され、撮影は2025年半ばに開始予定だ。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿