ドラマ『ジ・オフィス』新作スピンオフ、『ザ・ペーパー』として9月に配信開始

『ジ・オフィス』待望の新シリーズが正式発表
『ジ・オフィス』の世界観を引き継ぐ新シリーズのタイトルと配信時期が正式に発表された。
『ザ・ペーパー(原題)』と名付けられたこの作品。かつて『ジ・オフィス』を撮影していたドキュメンタリークルーが新たな被写体を見つけた物語だ。舞台はオハイオ州トレド。歴史ある新聞社とその経営難に苦しむ発行人(ドーナル・グリーソン)とスタッフたちを追う。
この新シリーズは『ジ・オフィス』の元ショーランナーが手掛ける。グレッグ・ダニエルズとマイケル・コーマンだ。そして、9月に配信開始される予定である。また、Peacockは同時にシリーズ初の画像も公開。『ジ・オフィス』からオスカー・マルティネス役を再演するオスカー・ヌニェスの姿も確認できる。
キャスト陣が語る新作の展望
NBCユニバーサルの広告主向けプレゼンテーションでは、主要キャストが登壇。ヌニェス、グリーソン、そして共演者のサブリナ・インパッチャトーレが出席した。そこでヌニェスは興味深いエピソードを披露。『ジ・オフィス』後のオスカーについてダニエルズと話し合い、より都会的な環境に移ると想像していたと語った。
「グレッグは私の話を聞いてくれました。そして、オスカーをオハイオ州トレドに移住させたのです。ここはスクラントンの3倍の人口がある街です。だから、意見を聞いてもらえて嬉しいですね」とヌニェスは冗談を交えて述べた。
製作者が明かす物語の舞台設定
ダニエルズは米『ハリウッド・リポーター』(THR)のインタビューで新作について語った。『ザ・ペーパー』では『ジ・オフィス』と同じスタッフの多くが参加するという。また、再びモキュメンタリー形式(ドキュメンタリー風の映像作品ながら、実はフィクションであることを前提とする手法)の作品に携われることに興奮していると付け加えた。
「これは栄光の日々から大きく衰退した中西部の経営難の新聞社についての物語です。多くのストーリーラインには共通点があります。ドーナル・グリーソン演じる主人公が新聞社を立て直そうとします。しかし、記者を雇う予算がありません。そのため、そこで働くスタッフをボランティアベースで記者として起用せざるを得ません。彼らは完全に未熟です。何をしているのかわかっていません。これは実りある前提設定なのです」とダニエルズは説明した。
さらに、「地方紙には豊かな歴史があります。この作品での悪役はインターネットです。誰もが無料でニュースを見られる状況が一因です。そして、広告収入のすべてがGoogleに流れていくという現実も関係しています」と続けた。
豪華キャスト陣と製作チーム
『ザ・ペーパー』には多彩な俳優陣が参加する。チェルシー・フライ、メルヴィン・グレッグ、グベミソラ・イクメロ
らが出演。さらに、アレックス・エデルマン、ラモナ・ヤン、ティム・キーも加わる。
また、ゲスト出演者も豪華だ。デュエイン・R・シェパード・シニア、アラン・ハーヴェイ、ネイト・ジャクソンが参加。モー・ウェルチ、ナンシー・レネハン、モリー・エフライム、トレイシー・レッツも出演する。
なお、演者だけでなく脚本も兼務するキャストもいる。イクメロ、エデルマン、ラヒル、ウェルチがシリーズの脚本も担当している。
制作はユニバーサル・テレビジョンが担当。そして、エグゼクティブ・プロデューサーには豪華な顔ぶれが揃った。ダニエルズとコーマン(『ネイサン・フォー・ユー』)はもちろん、『ジ・オフィス』の生みの親も参加。リッキー・ジャーヴェイスとスティーヴン・マーチャントだ。さらに、ハワード・クライン、ベン・シルヴァーマン、バニジェイ・アメリカスも名を連ねる。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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