『ウェンズデー』シーズン2後半直前考察|ウェンズデーの生死・イーニッドを狙う犯人・スラープの正体は?

Netflixの人気シリーズ『ウェンズデー』シーズン2・パート2が、9月3日に配信開始となる。視聴者の間では「ウェンズデー(演:ジェナ・オルテガ)は死んだのか?」「誰がイーニッド(演:エマ・マイヤーズ)を襲うのか?」「スラープ(演:オーウェン・ペインター)の正体は?」など、多くの疑問が飛び交っている。
シーズン2・パート1で、ウェンズデーはルームメイトのイーニッドが死ぬ幻覚を見たが、イーニッドはその死をウェンズデーのせいにした。また、ネヴァーモア学園に通うパグズリー・アダムス(演:アイザック・オルドネス)は、スラープと名付けたゾンビを解き放つ。
一方、カラスの群れが住民を殺害するという事件も起こっていた。被害者の中には、前シーズンで殺人事件を起こし、現在はウィローヒル精神病院に入院しているタイラー(演:ハンター・ドゥーハン)の父親で、元保安官のドノヴァン・ガルピン(演:ジェイミー・マクシェーン)もいた。
第4話では、ウィローヒル精神病院の職員ジュディ・スパナゲル(演:ヘザー・マタラッツォ)が住民殺害事件の黒幕であることが明らかになる。ジュディは、アウトキャスト(異端者)に実験を行うLOIS(長期アウトキャスト統合研究)というプログラムも実行していた。さらに、タイラーがウェンズデーを窓から突き落とし、ウェンズデーが死んだかのように見える形でパート1は終了した。
本記事では、シーズン2・パート1で提示された謎を徹底的に考察する。
ウェンズデーは本当に死んだのか?
地面に叩きつけられ血まみれになったウェンズデーは、「死を直視することを夢見ていた。でも最期の瞬間に聞こえたのは母の言葉……私のせいで事態をさらに悪化させてしまった」と語る。
しかし、本作はすでにシーズン3の制作が決定しており、パート2の予告映像にはウェンズデーが昏睡状態から目覚めるシーンも含まれている。よって、ウェンズデーが本当に死んだ可能性は極めて低いだろう。
レディー・ガガの役どころは?
Netflixは5月に「レディー・ガガがシーズン2・パート2で伝説のネヴァーモア学園教師、ロザリン・ロトウッド役として出演する」と発表した。しかし、オルテガは「彼女は教師じゃない。それがヒント」と語り、波紋を呼んだ。ファンの間では、以下のような説が浮上している。
- グッディ・アダムズ(シーズン1でオルテガが演じた霊)に代わる新たなスピリットガイド
- 真の黒幕的存在
- ネヴァーモア学園やウィローヒル精神病院の秘密を暴く告発者
ウェンズデーが救った謎の女性の正体は?
第4話でウェンズデーは、ウィローヒル精神病院の収容者(演:フランシス・オコナー)をLOISの施設から救い出す。この女性の正体については以下の説が挙がっている。
- オフィーリア・フランプ説:モーティシア(演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の姉で今シーズンの重要人物
- タイラーの母親説:ガルピン保安官がLOIS実験を知っていた理由も納得できる。ただし、フェアバーン医師がローレル/マリリンを呼んだ理由が説明できない。
一部のファンは吹き替え版の声優クレジットから正体を突き止めたようだが、ここではネタバレを避ける。
ガスとスラープの関係は?
元ネヴァーモア学園教師でジュディの父親であり、アウトキャストへの実験を始めたガス(演:フィリップ・フィルマー)は、精神に異常をきたしウィローヒル精神病院に収容された。第4話の終盤、スラープはガスの脳を食べる前に「やあ、古い友よ」と声をかける。2人はどのような関係なのか?ファンは以下のように予想している。
- スラープはガスの元教え子
- スラープはガスの実験の被験者
- スラープはガスが実験に使う機械の制作を手伝った
これらのうち、複数あるいは全てが組み合わさっている可能性もある。
スラープは再生しているのか?
ファンの間では「スラープは人を食べるたびに知能が高まっている」との指摘もある。これまでのスラープの登場シーンの多さから、パート2での展開で重要な役割を果たす可能性が高い。
イーニッドを狙うのは誰か?
タイラーは精神病院を脱走する前に「イーニッドを殺す」とウェンズデーに告げた。しかし、そこまで単純な展開ではないだろう。
ローレル/マリリンは本当に死んだのか?
ローレル・ゲイツ/マリリン・ソーンヒル(演:クリスティーナ・リッチ)は、タイラーを解放しようと戻ってくるが、その直後にタイラーに殺される。
しかし、製作総指揮のアルフレッド・ガフとマイルズ・ミラーは「この作品では、誰も完全には死なない」とコメントしている。そのため、ローレル/マリリンが再登場する可能性もある。
ドートの真の目的は?
ネヴァーモア学園の新校長バリー・ドート(演:スティーヴ・ブシェミ)は、モーティシアに今年の祝賀会の司会を依頼し、ビアンカ(演:ジョイ・サンデー)を脅してアダムス家の家長から多額の寄付をさせるよう仕向ける。ファンの間では、ドートに関して以下の説が浮上している。
- 誰かから多額の借金を抱えている
- LOIS実験に関与している
- 鳥を操れる「アヴィアン」である
- エドガー・アラン・ポーの末裔である
ブルーノはアグネスと繋がっている?
透明人間になれるアグネスがウェンズデーのストーカーであると判明したが、イーニッドの恋人ブルーノ(演:ノア・テイラー)も疑わしい。アグネスがイーニッドとブルーノを塔に縛り上げた際、あの小柄な体でどうやって2人を運んだのか?協力者がいたとすれば、ブルーノの可能性がある。
ファンの間では、この2人はウェンズデーとイーニッドを惑わせるためのキャラクターではないか?との声もある。
カズン・イットはどこに?
ラーチやフェスター、モーティシアの母まで登場したが、毛むくじゃらのカズン・イットはいまだ姿を見せていない。オルテガも以前「カズン・イットに会いたい」と語っていた。
ただし、グッズ展開にはカズン・イット関連の商品が含まれており、今後登場するのではないかと注目されている。
ウェンズデーの幻視能力は復活するのか?
モーティシアが燃やした本は、ウェンズデーの幻視能力を取り戻す手がかりだった可能性がある。ファンの間では、オフィーリアやウェンズデーの祖母が黒幕なのでは?との推測もある。オフィーリアもかつてウェンズデーと同じ力を持ち、黒い涙を流していたという。
ウェンズデーの祖母がウェンズデーを操り、モーティシアとの仲を裂こうとしているという説もある。
ビアンカの母ガブリエルの役割は?
本シーズンは「家族の関係」がテーマのひとつである。ウェンズデーとモーティシア、モーティシアとオフィーリア、ビアンカとガブリエル(演:グレーシー・ゴールドマン)。それぞれの家族の確執が、物語に影響を与える可能性がある。
再びウェンズデーのダンスは見られるのか?
ガガの新曲「The Dead Dance」が今後のエピソードで登場予定だ。シーズン1ではウェンズデーが学校でダンスを披露するシーンがあり、再びウェンズデーのダンスを見られるのか?とファンは期待を寄せている。
ただし、ティム・バートン監督は米『ハリウッド・リポーター』のインタビューで「前回のように偶発的に生まれた瞬間を狙って再現することは危険だ」という内容を語っており、再びダンスシーンが見られる可能性は低い。
シーズン2後半では、ウェンズデーの生死、イーニッドを狙う人物、スラープの正体、オフィーリアやタイラーの母の謎など、多くの伏線が回収される見込みだ。『ウェンズデー』シーズン2・パート1はNetflixで配信中。パート2は9月3日に配信される。
『ハリウッド・リポーター』TikTokでは、ジェナ・オルテガとキャサリン・ゼタ=ジョーンズがシーズン2の見どころを語るインタビューも公開中だ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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