山田裕貴主演の日本発時代劇アクション『ちるらん 新撰組鎮魂歌』、HBO Maxが『Song of the Samurai』として世界配信へ
米配信サービスHBO Maxが、山田裕貴主演の時代劇アクションドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』を『Song of the Samurai』として、2026年5月9日より配信開始することが決定した。日本の人気マンガを原作とした実写シリーズで、国際市場を視野に入れた大型プロジェクトとして注目を集めている。米Varietyが報じている。
人気マンガ原作、山田裕貴主演で日本発時代劇アクションドラマ化
本作は、梅村真也による長期連載マンガ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』を原作とする時代劇シリーズ。同作は10年以上にわたり支持を集め、単行本は36巻まで刊行され、累計発行部数は300万部を超える人気作品だ。
作者は『終末のワルキューレ』でも知られ、同作はアニメ化によって世界的なファン層を獲得している。『ちるらん』は舞台化など、多様なメディア展開が行われてきた。
TBS・U-NEXT・THE SEVENが共同制作
制作には、TBS、配信サービスU-NEXT、そして制作会社THE SEVENが参加。THE SEVENは『今際の国のアリス』や『幽☆遊☆白書』などの実写作品を手がけてきた。
本作は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとU-NEXTの既存のコンテンツ提携の枠組みを通じてHBO Maxで配信される。
幕末京都が舞台の時代劇、新選組の絆と激動を描く
物語は江戸時代末期の京都を舞台に展開。幕府を守る最後の武装組織として知られる新選組を中心に、日本史でも屈指の激動期とされる政治的転換期を描く。
主人公は山田裕貴演じる土方歳三。粗暴な青年だった彼が、近藤勇や沖田総司との出会いを通じて築く兄弟のような絆が、物語の感情的な軸となる。忠誠、裏切り、病、そして戦いが、旧体制が崩壊していく時代の中で、彼らに重くのしかかる。共演には綾野剛、中島健人らが名を連ねる。
脚本は酒井雅秋、監督は渡辺一貴が担当。森井輝、井上守、下村和也がプロデューサーとして参加している。
山田裕貴主演『ちるらん 新撰組鎮魂歌』、日本では3月に先行放送・配信
日本では3月26日と27日に、TBSにて「江戸青春篇」が2夜連続で放送予定。放送直後からU-NEXTで配信される。
続く「京都決戦篇」は、U-NEXTにて毎週金曜日に独占配信される予定だ。
『ちるらん 新撰組鎮魂歌』制作陣・山田裕貴がコメント
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー アジア太平洋代表ジェームズ・ギボンズは、「このジャンルへの関心が高まる中、日本文化に深く根ざした魅力的なサムライストーリーを楽しんでほしい」とコメント。
U-NEXT代表取締役社長の堤天心は、本作が世界配信を前提に開発されたプロジェクトだと説明し、日本コンテンツのさらなる海外展開への期待を語った。
TBSテレビ代表取締役社長の正名龍鳳は、幕末という日本史の大きな転換期を生きた若者たちの精神を描いた作品だとしている。
またTHE SEVENの森井輝は、若い世代へ向けて時代劇ジャンルを再解釈することを目指したと述べた。主演の山田裕貴は、新選組を「変化の時代に剣の道を守った“最後の侍”」と表現し、サムライ精神とは「誰かを守りたいという普遍的な感情」だと語っている。
アジア太平洋地域でのHBO Max展開も拡大
なおHBO Maxは3月26日、ブータン、フィジー、モルディブ、サモアなどアジア太平洋地域の新市場でも直接配信サービスを開始予定。『Song of the Samurai』は、その拡張戦略の中で投入される新作のひとつとなる。一部の地域では現地の言語による字幕および吹き替え版も提供される予定だ。
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