トランプ大統領、米人気司会者ジミー・キンメルの解雇を要求 メラニア夫人へのジョークに激怒か
ドナルド・トランプ米大統領が、米ABCの人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』の司会者、ジミー・キンメルを解雇するよう再び激しい攻勢を強めている。今回の騒動の引き金となったのは、キンメルが番組内でメラニア・トランプ夫人に対して放った「ジョーク」と、その直後に発生した銃撃事件だ。
▼トランプ夫妻、米司会者ジミー・キンメルの発言を猛批判

事の発端は、ジミー・キンメルが自身の番組内で放送したパロディ映像だった。キンメルは、メラニア夫人と息子のバロン・トランプがスタジオにいるかのようなフェイク映像を流し、「トランプ夫人、あなたはまるで、夫の死を待つ未亡人のような輝きを放っていますね」と発言。これに対し、メラニア夫人は4月27日(現地時間)、自身のSNSで「キンメルの憎悪に満ちた暴力的なレトリックは、我が国を分断し、政治的病理を深めるものだ」と非難し、番組の打ち切りを求めた。
トランプ大統領もこれに即座に同調。自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、ジミー・キンメルを「ちっとも面白くない男」と一蹴した上で、「キンメルによる卑劣な暴力の扇動に、多くの人々が憤慨している。これは一線を越えており、ディズニーとABCは彼を即刻解雇すべきだ」と投稿した。
▼記者夕食会での銃撃事件と背景

トランプ夫妻がこれほどまでに強硬な姿勢を見せる背景には、ワシントンD.C.で開催されたホワイトハウス記者夕食会(WHCD)の会場付近で発生した、衝撃的な銃撃事件がある。
逮捕された容疑者は、ショットガンや複数のナイフを所持しており、トランプ政権のメンバーを標的にしていた可能性が指摘されている。トランプ陣営は、キンメルの「不適切な発言」がこうした過激な行動を誘発したとの見方を強めている。
一方で、トランプ大統領とキンメルの確執は2016年から続いており、大統領がキンメルの解雇や番組打ち切りを求めるのは今回が初めてではない。過去には、キンメルが保守派の人物を揶揄した際、番組が一時的に放送休止に追い込まれた経緯もある。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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