『スター・ウォーズ:アコライト』主演俳優、ドラマ打ち切りに「驚かなかった」と告白
俳優のアマンドラ・ステンバーグが、先日シーズン1での打ち切りが発表されたDisney+シリーズ『スター・ウォーズ:アコライト』への思いを語った。
ステンバーグは「アコライト」で、双子のオーシャとメイの二役を演じた。一方で、シリーズの製作発表時から、多様性に富んだキャスト陣や黒人女性が主役を務めることに対して、差別的なヘイトコメントが相次いでいた。
ステンバーグは28日、自身のインスタグラムのストーリーを更新し、ファンに向けて「正直に言うと、(打ち切りは)そこまで大きなショックではありません」と伝えた。
「当然ながら、私は自分の現実の中で生きています。しかし、シリーズの構想段階から大量の非難に晒されてきたのです。まだ、誰も作品を観てもいなかったのに。その時点で、超保守的な偏見や批判、ヘイトスピーチに直面していました」
そしてステンバーグは、黒人女性として『スター・ウォーズ』シリーズに携わった経験について以下のように振り返った。
「社会的・政治的なダイナミクスや、自分自身の価値観、そしてこのようなヘイトにどう立ち向かうのかなどについて、多くのことが提起されました。そして、とある時点で、私自身であり続けるためには、意見をはっきり述べることによって自分の価値観を尊重していかなければならないと確信したのです。ディズニー、そして『スター・ウォーズ』という絶大なIPの中に置かれていてもね」
「アコライト」は初回配信時から、ファンがネットのレビューに低評価をつける動きがみられた。批評家からは高い評価が得られたものの、一般ユーザーのレビューは惨憺たるものだった。ルーカスフィルムは19日、ドラマの打ち切りを発表し、数々のクリフハンガーを残したまま1シーズンで幕を閉じることとなった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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