ボブ・アイガーCEO、AIがディズニーに与える影響を語る

ディズニーCEOボブ・アイガー 写真:Tommaso Boddi/Variety/Getty Images
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ディズニーのCEOボブ・アイガー氏は、生成AIが非常に強力な技術であり、同社でも活用を始めていると述べた。一方で、ディズニーのキャラクターやストーリーの資産、クリエイター、顧客を守るために慎重に進める姿勢も示した。
ボブ・アイガー氏はディズニーの年次株主総会で、「AIは当社がこれまでに目にしてきた中で最も強力な技術である可能性がある」と述べ、消費者の体験を向上させる力があると説明した。また、すでに業務の効率化に活用しているが、これはまだ始まりに過ぎないとも語った。
AIの急速な発展を踏まえ、ボブ・アイガー氏は次の3点を重要視していると述べた。「第一に、当社の知的財産(IP)が保護されること。これは非常に重要だ。第二に、当社のクリエイターが尊重されること。そして最後に、この技術が急速に進化する中で、当社の顧客が適切に配慮され、大切にされることだ」と語った。
ディズニーは常に新技術を取り入れており、株主総会ではBDXドロイドなどのイマジニアリング技術も紹介された。ボブ・アイガー氏は、技術は映画制作者やイマジニアにとって貴重なツールであるとし、創造力の価値を信じていると語った。
生成AIはハリウッドをはじめ、企業全般にとって重要な課題となっており、2023年の脚本家・俳優ストライキでも焦点の一つとなった。特にポストプロダクションや視覚効果、アニメーションの分野で急速に普及しており、ディズニーの歴史とも深く関わる技術となる可能性がある。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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