カンヌ監督週間、選出作品を発表

'Miroirs No. 3' 写真:Christian-Schulz_Schramm-Film
'Miroirs No. 3' 写真:Christian-Schulz_Schramm-Film
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カンヌ映画祭のインディペンデント部門、監督週間が、2025年の上映作品を発表した。

開幕作はローラン・カンテとロバン・カンピヨによるフランス映画『Enzo』、クロージングはエヴァ・ヴィクターのサンダンス話題作『Sorry, Baby』。ドイツの名匠クリスティアン・ペッツォルトは、事故で奇跡的に生還したピアニストの再生を描く『Miroirs No. 3』で本セクションに初参加する。

注目作としては、カナダのアンヌ・エモンドによるロマンティックコメディ『Peak Everything』、李相日監督による歌舞伎を題材にした3時間の日本大作『国宝』、イラクを舞台にした『The President’s Cake』、サメと殺人鬼が絡むスリラー『Dangerous Animals』など。

監督週間は1969年、前年度のカンヌ中止を受けてフランス監督協会が創設した伝統ある独立部門である。

また、今年はアメリカのトッド・ヘインズ監督が功労賞「カロッス・ドール」を受賞予定。昨年からは観客による「Chantal Akerman賞」も設けられ、一般観客と業界関係者の投票によって選ばれるようになった。

2025年の監督週間は、5月14日から24日まで開催される。

長編映画

  • 『Enzo』ローラン・カンテ&ロバン・カンピヨ(オープニング作品)
  • 『Brand New Landscape』団塚唯我
  • 『Death Does Not Exist』フェリックス・デュフール=ラペリエール
  • 『Dangerous Animals』ショーン・バーン
  • 『The Foxes Round』ヴァレリー・カルノワ
  • 『The Girl in the Snow』ルイーズ・エモン
  • 『Girl on Edge』ジンハオ・チャオ
  • 『The Girls We Want』プリンシア・カー
  • 『Indomptables』トマ・ンジジョル
  • 『国宝』李相日
  • 『Lucky Lu』ロイド・リー・チョイ
  • 『Militantropos』マクシム・ナコネチヌイ、シモン・モズゴヴィイ、アリーナ・ゴルロヴァ
  • 『Miroirs No. 3』クリスティアン・ペッツォルト
  • 『Middle Class』アンソニー・コルディエ
  • 『Peak Everything』アンヌ・エモンド
  • 『The President’s Cake』ハサン・ハディ
  • 『Que Ma Volonté Soit Faite』ジュリア・コワルスキ
  • 『Sorry, Baby』エヴァ・ヴィクター(クロージング作品)

短編映画

  • 『+10 k』ガラ・エルナンデス・ロペス
  • 『Before the Sea Forgets』ゴック・ズイ・レ
  • 『The Body』ルリス・ファン・デ・ヒーア
  • 『Bread Will Walk』アレックス・ボヤ
  • 『Blue Heart』ダミュエル・サフラン
  • 『Death of a Fish』エヴァ・ルスバロニアン
  • 『Karmash』アリーム・ブカリ
  • 『Loynes』ドリアン・イェスパーズ
  • 『Nervous Energy』イヴ・リウ
  • 『When the Geese Flew』アーサー・ゲイ

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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