J・K・ローリング、トランスジェンダー活動家にSNS上で反撃

J.K.ローリングとあの界隈の因縁は今なお燻り続けているようだ。
4月16日、イギリス最高裁がトランス女性は法的に「女性」の定義に含まれないという司法判断を下したことをきっかけに、数千人の群衆がロンドンの議会広場で抗議デモを行った。今回の判断によってトランスジェンダーの人々の持つ権利に深刻な影響が及ぶことを懸念し、各地から多くのトランス活動家などが集まった結果、抗議デモは大いに盛り上がった。
そんな中、群衆の槍玉に上がったのがローリングだ。4月19日のデモ会場では集まった群衆が『ハリー・ポッター』シリーズの著者に対し、「フ○ック、J.K.ローリング」とシュプレヒコールを大合唱する事態となった。
兼ねてからトランスジェンダーの権利に対して批判的な主張を繰り返してきたことでも知られるローリング。実は今回の最高裁判断のきっかけとなったスコットランドでの訴訟を支援するため、反トランス活動家団体「キャンペイナーズ・フォー・ウィメン・スコットランド」(スコットランド女性のための活動家)に対して資金援助をしていたのだそう。そんな彼女は群集の「フ○ック、J.K.ローリング」コールに対してX上で次のように「反撃」した。
「たったの1000人しか集まらなかったんですって?#残念ね。(#disappointed)あなた達が私の本を読もうが燃やそうが私のところには同じ額の印税が入るので、みんなはせいぜい(イースターの)マシュマロでも楽しんでね」
これまでもトランスジェンダーの権利を巡っては擁護派と壮絶なバトルを繰り広げてきただけに、ローリングは今回も全く動じる様子はない。とはいえ、彼女の『ハリー・ポッター』がドラマ化を控えているだけに、あまり過激な発言を繰り返すわけにもいかないだろう。というのも、俳優コミュニティの中では『ブリジャートン家』(2020-)に出演したニコラ・コクランのように、ローリングに対して批判的なコメントをする者も現れてきたからだ。
こうした因縁が『ハリー・ポッター』に影響を与えないことを祈りたい。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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