SUPER EIGHT丸山隆平、8年ぶり主演映画『金子差入店』に期待「世界に届く作品になれば」
SUPER EIGHTの丸山隆平が主演の映画『金子差入店』のジャパンプレミアが24日、東京・有楽町朝日ホールで行われた。昨年の韓国・釜山国際映画祭のワールドプレミアなど海外での上映を経ての日本初上映。丸山は、「皆さんが日本で最初の目撃者。かなり拡散してほしい」と猛アピールした。
刑務所や拘置所に差し入れを代行する店を営む主人公が、自らの過去の傷や周囲で起こる悲劇に苦悩しながら生きていく意味を見いだしていく物語。20年以上の助監督経験のある古川豪監督が撮影まで11年を費やしたオリジナル脚本で、長編映画デビュー作となる。
丸山にとっては8年ぶりの映画主演。「監督が10何年も練られた作品で、主役を任せていただけることは光栄でうれしかったと同時に、監督が描いているものをどこまで形にできるか。監督の求めているものを丁寧に1カットずつ確認しながら演じた」と撮影を振り返った。
この日はほかに真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、名取裕子、寺尾聰が登壇。丸山の妻役の真木は、2019年のテレビ東京「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!」以来の共演で、「本番での丸ちゃんは見たことがない顔をしていた大好きな丸ちゃん(丸山)がここまで(役に)入っているのは初めてで、本当に見てほしいと思える映画になった」と太鼓判を押した。
伯父役で同じベーシストの寺尾も、「ギターを弾きながら役者をやっている人は多いが、ベースを弾いている人は私と丸山くんとスティングくらい。もっと役者を続けてほしい」と太鼓判。丸山はクランクアップが寺尾とのシーンだったことを明かし、「僕の気持ちを引き出してくださった。クランクアップの時、すてきな言葉をいただき、これからの役者人生をより頑張っていきたいと思った」と感謝した。
そして、「皆の愛情が詰まった作品。年齢や性別に関係なく、それぞれの感じ方ができる映画。大切な人に薦めていただいて、世界にも届くような作品になれば」と期待を込めた。
『金子差入店』は、5月16日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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