【訃報】『13日の金曜日』『ノッツ・ランディング』出演女優63歳で逝去

CBSのプライムタイムドラマ『ノッツ・ランディング』で策略家リンダ・フェアゲイトを演じ、『13日の金曜日PART7/新しい恐怖』でテレキネシス能力を持つティナ・シェパードを演じたラー・パーク・リンカーンが逝去した。63歳であった。
乳がんと闘っていたリンカーンは火曜日に亡くなったと、彼女が創設したダラスを拠点とする会社アクターズ・オーディション・スタジオが発表した。詳細は直ちには明らかにされなかった。
「45年間のキャリアにわたり、ラーはダイナミックな演技と俳優志望者への指導への献身を通じて、ハリウッドに忘れがたい足跡を残した」と同社の幹部は述べた。
パーク・リンカーンは1987年、CBSの『ノッツ・ランディング』第9シーズンに、ミシェル・リー演じるカレン・フェアゲイトの義理の娘リンダとして登場した。1989年の第11シーズンで同役に復帰し、リンダがブライアン・ジョンストン(フィリップ・ブラウン)に殺害される第13シーズンまで出演した。
その間、彼女の演じる人物はエリック・フェアゲイト(スティーブ・ショー)と結婚し、彼の兄マイケル(パトリック・ピーターセン)と不倫関係を持ち、上司のグレッグ・サムナー(ウィリアム・デヴェイン)とロマンチックな関係を持った。
「リンダが人気だったのは、彼女が非常に意地悪で同時に楽しい人物だったからだと思う」とパーク・リンカーンは2022年のインタビューで語り、「リンダになるために、彼女が茶髪から金髪の意地悪へと変わる過程で、いくつかの人物を研究しました。シリーズクリエイターのデビッド・ジェイコブスとランチをしていた時、彼が私の髪を金髪に変えると言い、『あなたはとても優しそうに見えるから、みんなはあなたがどうなるか見て驚くだろう』と言ったことを覚えています」と振り返っていた。
『13日の金曜日PART7/新しい恐怖』(1988年)では、彼女演じるティナ・シェパードがジェイソン・ボーヒースと対決し、彼を倒す。
ローリー・ジル・パーク(ラー・パーク・リンカーン)は1961年5月12日、ダラスで生まれた。彼女は1985年のCBSテレビ映画『チルドレン・オブ・ザ・ナイト(原題)』で女優デビューを果たし、1987年には映画『お色気学園/プリンセス・アカデミー』と『ガバリン2 タイムトラぶラー』に出演し、1988年には『エルム街の悪夢』シリーズにも出演した。
『ノッツ・ランディング』を去った後、『ビバリーヒルズ高校白書』など多くのテレビシリーズにゲスト出演し、2021年のスラッシャー映画『13日の金曜日PART7/新しい恐怖』続編に位置付けられるファン制作映画『Rose Blood: A Friday the 13th Fan Film(原題)』においてティナ役を再演した。
アクターズ・オーディション・スタジオを立ち上げたほか、2008年にはエンターテイメント業界での成功に関する著書を出版した。また、美容・旅行商品を紹介するQVCチャンネルのセレブリティ・オンエア・ゲストを約20年務め、パイパー・アレクサンダー・コレクションという自身の衣料品ブランドも手がけていた。
遺族には娘のパイパー、息子のトレバー、姉のカレン、兄のマイケル、孫のオーラ、ベンジャミン、ジャック、ミア・グレースがいる。14年間連れ添った夫のマイケル・リンカーンは2015年12月、43歳でがんにより亡くなっている。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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