ショーン・コムズの裁判に元恋人が出廷 — 「フリークオフ」の実態を赤裸々に証言

Cassie in 2022
キャシー・ベンチュラ 写真:Johnny Nunez/WireImage
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ニューヨークで進行中の性的人身売買および恐喝に関する裁判で、ディディことショーン・コムズの元交際相手であるキャシー・ベンチュラが、彼の「フリークオフ」と呼ばれる性行為パーティーについて詳細に証言した。

ベンチュラは、コムズに対する民事訴訟を起こし、その結果として連邦捜査が開始された人物であり、起訴状では「被害者1」として名前が挙がっている。

現地13日(火)、ベンチュラは証言台で2016年3月の出来事について語った。ロサンゼルスのインターコンチネンタルホテルで、彼女はコムズに突然顔を殴られ、目にあざを負ったという。事件は、彼女が「フリークオフ」から逃げ出す様子を捉えた監視カメラの映像にも記録されている。

キャシー・ベンチュラの証言

証言を始めたベンチュラは、妊娠中の身でありながら、交際当初から経験したコムズの暴力や薬物を用いた性的行為について詳述した。

彼女はバッド・ボーイ・レコードとの契約後、コムズのアシスタントたちが彼女の財務面を管理し、彼の機嫌を伺う日々が続いたと語った。さらに、コムズは彼女の外見や体型に執着しており、気に入らない行動を取るとアクセサリーや車を取り上げられたり、アパートから追い出されたりしたという。

コムズが指揮した「フリークオフ」の実態

「フリークオフ」とは、コムズが主導し、男性性労働者を雇用し、薬物(MDMA、ケタミン、GHB、マジックマッシュルームなど)を使用して行われた性的行為の集まりだ。

コムズは「フリークオフ」のすべてを指示し、照明の配置から演出まで厳密に管理していた。部屋には多色のLED照明が設置され、参加者は大量のベビーオイルを使って互いの体を滑らせる演出が行われたという。

コムズはこれらの行為を撮影しており、ベンチュラの携帯にも映像が残ることがあった。彼女はその映像を見つけるとすぐに削除していたが、それでも「屈辱感」と「嫌悪感」が残ったと語った。

ベンチュラは、「なぜフリークオフを続けたのか」という質問に対し、「彼を喜ばせたかったから」と答えた。また、コムズが怒らないように気をつけながら、「やめたい」とメールで伝えたこともあったと明かした。

裁判の行方

裁判は8週間続く予定で、べンチュラの証言は翌日にも続けられる。13日、アラン・スブラマニアン判事は、連邦捜査で押収された「フリークオフ」映像を公開するというメディアの申請を却下した。判事は、「これがベンチュラや他の被害者に再度のトラウマを与える恐れがある」と述べた。

ショーン・コムズは性的人身売買、恐喝、売春のための輸送など、5件の罪状で起訴されているが、一貫して無罪を主張している。陪審員たちが注目するのは、「フリークオフ」がいかに強制的な性行為であったかという点だ。ベンチュラの証言が有罪判決の鍵を握る可能性が高い。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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