『ベター・シスター』主演ジェシカ・ビールが語る心理スリラーに惹かれる理由―善と悪は誰の中にもある

ジェシカ・ビールは、同名小説を原作とするPrime Videoの『ベター・シスター』でクロエ・テイラー役を演じている。
ジェシカ・ビールは、同名小説を原作とするPrime Videoの『ベター・シスター』でクロエ・テイラー役を演じている。
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善と悪、複雑な人間性への興味

ジェシカ・ビールは、『キャンディ:隠された狂気』や『ベター・シスター』といった心理スリラー作品への出演が続いている。米『ハリウッド・リポーター』のインタビューでは、「なぜ人はそういう行動をとるのかという問いに強く惹かれる」と語った。「私たちは皆、善と悪の両方を内に持っている。それが人間。だから『絶対にそんなことはしない』とは言えない。私だって、そうするかもしれない」と自己分析も交えて話している。

クロエという役を通じて自分を見つめる

『ベター・シスター』で演じるクロエというキャラクターについても語った。クロエは、表向きの顔と本当の自分にギャップがある。その対立する感情に魅力を感じたという。また、「息子のためなら何でもする」母親であり、そこが母である自分にも重なる部分があったと述べた。クロエは、自分が外の世界で活動することの大切さを子どもに示したいと考えている。しかし、そのために子どもと離れることへの罪悪感や後ろめたさとも向き合っているという。

撮影現場での信頼とメンタルケア

物語では、息子が父親殺しの容疑をかけられ、登場人物たちの秘密が次々と明かされる。ビールは、感情的・身体的にハードなシーンのために入念なリハーサルを重ねたと明かした。「暴力を再現するシーンでは全員の理解と信頼が不可欠だった」と語った。共演のコリー・ストールについては「大きな体格だけど、安心して身を任せられる信頼の厚い相手だ」と称賛している。

クロエ役のジェシカ・ビールと、姉ニッキー役を演じるエリザベス・バンクス 写真:Jojo Whilden/Amazon
クロエ役のジェシカ・ビールと、姉ニッキー役を演じるエリザベス・バンクス 写真:Jojo Whilden/Amazon

ジェシカ・ビール、今後の出演作品

ビールは、マテル社のミニカーブランド「マッチボックス」を原作とした新作映画『マッチボックス(原題)』で、コリー・ストールと再共演を果たす。この映画には、ジョン・シナ、サム・リチャードソン、ダナイ・グリラも出演しており、2026年に公開予定。撮影は数か月前に終了している。

さらに、イーサン・ホークダニエル・ラドクリフと共演する『Batso(原題)』、キッド・カディと共演する『ウルサ・メジャー(原題)』のプリプロダクション中である彼女は、2作連続で心理スリラーに出演した後の『マッチボックス(原題)』が、ある種のリフレッシュになったと語っている。

『ベター・シスター』は、5月29日よりPrime Videoで独占配信中。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら


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