7・27閉館「丸の内TOEI」に『あぶない刑事』舘ひろし&柴田恭兵が降臨

俳優、舘ひろしと柴田恭兵 ©︎The Hollywood Reporter Japan
俳優、舘ひろしと柴田恭兵 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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7月27日に閉館する東京・銀座の映画館・丸の内TOEIの「さよならプロジェクト」で21日、『あぶない刑事』(1978)が上映され、主演の舘ひろしと柴田恭兵が舞台挨拶に登壇した。

二人が同館を訪れるのは昨年6月の『帰ってきた あぶない刑事』の大ヒット御礼舞台挨拶以来、約1年ぶり。8年ぶりの映画第8作となった同作は興行収入16億4000万円の大ヒットを記録したが、この日のチケットも約500席が発売即完売。入手できなかったファンが二人の姿を一目見ようと劇場前にあふれる熱気に包まれ、改めてタカ&ユージの人気健在を見せつけた形だ。

舘は1976年の東映『暴力教室』で映画デビューし、「私の中で思い出がいっぱいある映画館です」と感慨深げ。同作で教師役だった室田日出男さんが『あぶない刑事』にゲスト出演しており、「久しぶりに共演できて、うれしかったのを覚えています」と懐かしんだ。

同作の公開は87年12月で、その年の7月に石原裕次郎さんが亡くなった。「(公開時に)社長(裕次郎さん)のご自宅にお邪魔して、チケットとパフレットを供え“お客さんがいっぱい入りましたよ”と報告しました」と明かした。

舘ひろし ©︎The Hollywood Reporter Japan
舘ひろし ©︎The Hollywood Reporter Japan

一方の柴田は、「ギャグがちゃんと伝わるか不安だったので、こっそりお客さんのリアクションを見に行った」と、お忍びで劇場を訪れたことを告白。結果、「情ないギャグも拾ってくれて、うれしくて何でもやってやろうと思えた」とうれしそうに振り返った。

そして、「舘さんをはじめ素敵な出会いがあって、二人でやっているとずっと楽しかった」としみじみ。舘も「恭さま(柴田)と出会えたことで、僕の映画人生がとても華やかなものになった」と相棒に感謝した。

そして、「(閉館は)寂しい気持ちもあるが、これらも東映の映画を応援してほしい」と呼びかけた。柴田は、「丸の内TOEIは閉館となりますが、我があぶない刑事は永久に不滅です」と、プロ野球・巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんの引退時の名文句を引用。さらなるシリーズ継続を期待させる言葉に、会場からは盛大な拍手が湧き起こった。

柴田恭兵 ©︎The Hollywood Reporter Japan
柴田恭兵 ©︎The Hollywood Reporter Japan

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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