桜田ひより、主演映画『この夏の星を見る』に自信「最高の作品作り上げた」
直木賞作家・辻村深月さんの小説を実写映画化した『この夏の星を見る』の完成披露試写会が22日、東京、T・ジョイPRINCE品川で行われ、桜田ひより、黒川想矢、星乃あんな、山元環監督が出席した。
コロナ禍の2020年、東京、茨城・土浦、長崎・五島の高校生たちがオンラインによる天体観測を通じて友情をはぐくむ青春群像ドラマ。主演の桜田は「ついにこの日がきたか、とワクワクしています。皆で力を合わせ得て、最高の作品を作り上げました。これからもっと盛り上げていきたい」と意気込んだ。
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茨城の高校の天文部という役どころ。撮影は実際に小説のモデルとなった高校で行われ、「普段使われている部室なので、人のぬくもりが残っているものに囲まれてのお芝居は気持ちを引き締めて挑むことができた」と満足げに振り返った。
東京の高校生役の黒川は、「脚本を読んだ時に、凄く懐かしい気持ちになった。完成した映画を見て、登場人物たちが今を全力で楽しむ姿に勇気をもらえた部分もあった」と感想。その同級生役の星乃は、20年は小学6年生で「修学旅行が中止になったり、その時の感情が鮮明によみがえってきた」と明かした。
この日はロケ地となった土浦には水沢林太郎と河村花、五島には中野有紗と早瀬憩がそれぞれ赴いて試写会が同時開催され、中継で舞台挨拶に参加。早瀬は、「皆が凄く温かく迎えてくれて、地元に帰った気分です」と声を弾ませた。
本作がデビューとなる山元監督は、「今の僕にしか作れないという純度で向き合えた。越えなければいけない壁はあるけれど、希望を持ってまい進していけばたどり着けるところはあると信じて作りました。そのエネルギーが伝染していけばうれしい」と期待。桜田も、「人は誰しも、生きていれば乗り越えなければいけない試練がある。それがコロナで浮き彫りになった。でも、一つのアイデア、思考でこんなにも運命は変わるんだと、この映画が証明してくれています。背中をたくさん押してくれる映画です」とアピールした。
『この夏の星を見る』は、7月4日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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