アナ・デ・アルマス、7年ぶりの来日! 『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ』ジャパンプレミアで神対応&“ガン・フー“アクションの極意を語る【インタビュー】
8月7日(木)、映画『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『バレリーナ:The World of John Wick』(8月22日より全国公開)のジャパンプレミアがTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、主演のアナ・デ・アルマスとレン・ワイズマン監督が来日を果たした。
超絶アクションとスタイリッシュな世界観で映画史を変えたキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』シリーズ。最新作『バレリーナ:The World of John Wick』は、シリーズ第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』とクロスオーバーした時系列で描かれ、アナ・デ・アルマス演じる”復讐の女神”=イヴの誕生の物語が展開される。
このたび『ザ・ハリウッドリポーター・ジャパン』は、ジャパンプレミアに登壇したアナ・デ・アルマスとレン・ワイズマン監督へのインタビューに成功。大人気アクションシリーズに新たな命を吹き込んだ2人に、撮影の裏側について話を聞いた。
主演アナ・デ・アルマス インタビュー
――『ジョン・ウィック』シリーズは “ガン・フー” とも呼ばれる独特のアクションスタイルで有名ですが、実際に演じてみていかがでしたか?
とても楽しかったです!本当に楽しくて…でも同時に、激しいアクションシーンの撮影ではすごく疲れることもありました。でも、トレーニングや準備の過程が大好きで、自分が少しずつ上達して強くなっていくのを感じられたんです。
そして、自分の能力を最大限に生かしながら、キャラクターに合うようにシーンを作り上げていく作業もできました。段階を踏んで成長できたのが良かったですし、「これだ!」と掴めてからは現場で演じるのが本当に楽しかったです。多くのアクションを自分でこなせたことも、とても嬉しかったですね。
――あなたの演じたキャラクターは、何でも武器にしてしまいますよね。そうした中で、一番のお気に入りはどれでしたか?
アイススケート靴ですね。あれは本当に予想外で、人々もビックリするんです。実際に観たらみんな驚くと思います。しかも、とても優れた武器になるんですよ。すごく激しくて、荒々しくて、扱うのは大変でした。重いし、靴ひもをうまく調整しながら相手の正しい位置を狙って打つのが難しくて。でも本当に大好きなアイテムでした。
レン・ワイズマン監督 インタビュー
――アナ・デ・アルマスを主演に選んだ決め手は、何だったのでしょうか? 彼女が適任だと感じた理由は?
理由は、本当にたくさんあります。最初に彼女の存在を意識したのは、おそらく多くの人と同じく『ブレードランナー 2049』(2017)の時でした。
でも、本格的に彼女の演技と才能に魅了されたのは『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)です。その頃から会う約束を取り付けようと話をしていたんですが、まだ直接会えてはいませんでした。そんな中、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)でパロマを演じる彼女を観て、「もう間違いない、最高だ!」と確信しましたね。
――地面に炎が燃え盛るシーンがとても印象的でした。撮影は大変でしたか?
ええ、あれは本当に危険でした。でも最高の安全チームがついてくれていたので、その点はしっかり守られていました。それでもやっぱり難しくて危ないのですが、とにかくものすごく楽しかったですね。しかも、あのシーンは95%が実際の撮影なんです。こんなことは今までに見たことがないと思います。
今回の映画で挑戦したことのひとつは、観客がこれまで見たことのないアクションやシークエンスを届けること。あのシーンも、まさにそのひとつになっていると願っています。
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映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でブレイクし、マリリン・モンローの生涯を描いた『ブロンド』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたアナ・デ・アルマス。2017年公開の『ブレードランナー 2049』プロモーション以来となる7年ぶりの来日に、ファンからは大きな歓声が上がった。
「皆さんとこうやってお会いできてうれしいです」と語りかけたアナは、レッドカーペットでファン一人ひとりにサインをする神対応を見せた。そして本作について、「本当に特別で、『ジョン・ウィック』の世界をさらに広げていくような作品になっています。ものすごく楽しんでいただけますし、ものすごく愛していただける作品だと思うので、早く観ていただきたいです」と期待を寄せた。
また、映画『アンダーワールド』シリーズで知られるレン・ワイズマン監督にとって、今回は実に18年ぶりの来日となった。「東京の街が大好き」と明かしたワイズマン監督は、「ものすごく一生懸命つくったこの映画は、わたしたちの血と汗と涙の結晶なんですが、アナが一生懸命頑張っているので、ぜひ楽しんで観てください」と自信をのぞかせた。
さらに、レッドカーペットには本作に出演する福島リラが登場。福島は「監督やアナさんが温かく迎え入れてくれた」と振り返り、現場でのアルマスについて「本番に入るとものすごい集中力で。さすがだなと思いました」と絶賛した。
レッドカーペット後に行われた舞台挨拶には、パリオリンピック柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実選手がサプライズゲストとして登場し、アルマスとワイズマン監督に名前入りの柔道着をプレゼント。「これは実際に試合で着ているのと同じ柔道着なんですか?」と興味深げに質問するアルマスに、「そうです」と答えた角田選手。柔道着姿のアナに「すごくおしゃれに見える」と角田選手も感激していた。
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は、8月22日(金)より全国公開。
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▼アナ・デ・アルマス&レン・ワイズマン監督のインタビュー動画
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は、8月22日(金)より全国公開。
▼『バレリーナ:The World of John Wick』ジャパンプレミアの様子
<『バレリーナ:The World of John Wick』作品情報>
■監督:レン・ワイズマン(『ダイ・ハード4.0』)
■製作:チャド・スタエルスキ(『ジョン・ウィック』シリーズ)
■出演:アナ・デ・アルマス、アンジェリカ・ヒューストン、ガブリエル・バーン、ノーマン・リーダス、イアン・マクシェーン、キアヌ・リーブスほか
■提供:木下グループ ■配給:キノフィルムズ 2025/アメリカ/英語/シネスコ/5.1ch/R15+/原題:BALLERINA
■公式サイト:https://ballerina-jwmovie.jp/ ■公式X:@ballerina_jw ■公式インスタグラム:ballerina_jw #映画バレリーナJW
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