『Die, My Love』予告編解禁、愛が壊れるとき、生まれる力

ジェニファー・ローレンス、『Die, My Love(原題)』より 写真:Mubi
ジェニファー・ローレンス、『Die, My Love(原題)』より 写真:Mubi
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ジェニファー・ローレンスロバート・パティンソンが出演するリン・ラムジー監督の新作『Die, My Love(原題)』のティーザー予告編が公開された。2人の関係が試される緊迫の映像となっている。

本作は心理ドラマであり、今年カンヌ国際映画祭でのプレミア上映を経て、MUBIによって現地時間11月7日に全米公開される予定である。共演陣にはラキース・スタンフィールド、ニック・ノルティ、シシー・スペイセクといった実力派俳優たちが名を連ねる。

物語の中心となるのは、グレース(演:ジェニファー・ローレンス)とジャクソン(演:ロバート・パティンソン)の夫婦である。2人はニューヨークを離れ、田舎にある相続した家に移り住む。やがて子どもが誕生するが、グレースは次第に精神的に不安定になり、思いもよらぬかたちで自らの力に目覚めていくのである。

予告編には一切のセリフが含まれていない。しかし、次々と衝撃的なシーンが映し出される。映像では、ローレンスとパティンソンが激しく衝突する様子が捉えられており、さらにナイフを手にする人物の姿も確認できるのである。

『ビューティフル・デイ』(2017年)で知られるラムジー監督は、アリス・バーチと共同で脚本を執筆し、アリアナ・ハーウィッツの2012年の小説を映画化したのである。製作にはローレンスをはじめ、アンドレア・カルダーウッド、ジャスティン・チャロッキ、サッド・ラッキンビル、トレント・ラッキンビル、マーティン・スコセッシ、モリー・スミスらが名を連ねる。

米『ハリウッド・リポーター』の主任映画批評家デヴィッド・ルーニーはレビューの中で、本作におけるローレンスの演技を「歪んだ現実と不穏な幻想の間を激しく揺れ動く、全力投球の演技を見せている」と絶賛している。

(左から)ラキース・スタンフィールド、ジェニファー・ローレンス、リン・ラムジー、ロバート・パティンソン、シシー・スペイセク、第78回カンヌ国際映画祭(2025年)より 写真:Pascal Le Segretain/Getty Images
(左から)ラキース・スタンフィールド、ジェニファー・ローレンス、リン・ラムジー、ロバート・パティンソン、シシー・スペイセク、第78回カンヌ国際映画祭(2025年)より 写真:Pascal Le Segretain/Getty Images

さらにカンヌで行われた米『ハリウッド・リポーター』主催のアフターパーティーで、ローレンスは本作をきっかけに、2人の子どもを育てる経験が自分のキャリア観にどのような影響を与えたのかを語った。

「子育ては人生を丸ごと変える。でもそれは残酷であり、同時にすばらしいものだ。これほど多くの感情を抱けるとは思わなかった。私の仕事は感情と深く結びついているが、子どもたちは世界を新しく開いてくれた。まるでむき出しの神経のように、とても敏感になった感覚だ。子どもたちは間違いなく私の人生をより良いものに変えてくれたし、私自身をも変えてくれた」とローレンスは語った。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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