Netflix『ウェンズデー』シーズン2|エマ・マイヤーズ&イーヴィー・テンプルトンが語るダンスシーン舞台裏

『ウェンズデー』出演のジェナ・オルテガ、エマ・マイヤーズ、イーヴィー・テンプルトン
『ウェンズデー』出演のジェナ・オルテガ、エマ・マイヤーズ、イーヴィー・テンプルトン 写真:Jonathan Hession/Netflix ©2025
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※この記事には『ウェンズデー』シーズン2・パート2のネタバレが含まれています。

Netflixで配信中の人気シリーズ『ウェンズデー』では、イーニッド(演:エマ・マイヤーズ)とアグネス(演:イーヴィー・テンプルトン)という全くタイプの異なる2人が、ウェンズデー(演:ジェナ・オルテガ)の親友の座をめぐって争う。

まず、アグネスはウェンズデーの注意を引くためにイーニッドを傷つけようとするが、シーズンの終盤に2人は和解する。ネヴァーモア学園のチャリティ・ガラでは、レディー・ガガの「The Dead Dance」に合わせて披露されたダンスシーンが話題を呼んだ。さらには、生き埋めにされそうになったウェンズデーを救うために協力することになる。

米『ハリウッド・リポーター』はマイヤーズとテンプルトンにインタビューを実施。敵対関係から友情へと変化する役を演じた心境やお気に入りのシーン、さらにティム・バートン監督の演出について語ってもらった。


イーニッドとアグネスの確執、そして和解へ。演じた心境は?

――イーニッドとアグネスはシーズンを通して常に対立しています。アグネスは常にイーニッドを陥れようとしますが、演じた心境を教えてください。

イーヴィー・テンプルトン(以下、テンプルトン): 楽しかったです。エマと普通におしゃべりしているシーンから、私が彼女とブルーノ(演:ノア・テイラー、イーニッドの恋人)を殺そうとするシーンまで、そのギャップがいつも面白かったです(笑)。

――エマさんもその駆け引きは楽しかったですか?それともシーズン終盤でより親しくなってからの方が楽しかったですか?

エマ・マイヤーズ(以下、マイヤーズ):イーヴィーとの駆け引きも大好きだったけど、友達になった後も好きです。イーニッドはいつも誰かと口論していますが、シーズン終盤にはそれがなくなり、良い変化だったと思います。

――イーニッドは陽気でフレンドリーな性格でいつもピンクの服を着ていますが、どこかエッジの効いた一面もありますね。

マイヤーズ:はい。ちょっと激しい性格なところが好きです。

『ウェンズデー』のイーニッド(演:エマ・マイヤーズ)
イーニッド(演:エマ・マイヤーズ)『ウェンズデー』より 写真:Bernard Walsh/Netflix ©2025

ダンスシーン舞台裏|準備期間はわずか2週間

――次に、レディー・ガガの「The Dead Dance」を踊った第7話のダンスシーンについて教えてください。お二人はダンス経験はありますか?どれくらい練習しましたか?

テンプルトン:2人ともダンス経験があるので、ブランクを取り戻すのはそれほど難しくありませんでした。ワークショップでアイデアを出し合い、振付師のコーリー(・ベイカー)と一緒に作業して、試行錯誤するのは楽しかったです。子どもの頃に身につけた基礎を思い出しました。

――アグネスがイーニッドを持ち上げる振付がありましたが、心配ありませんでしたか?

テンプルトン:とても怖かったです。頭の中で「お願いだからエマを落とさないように」とずっと思っていました。

マイヤーズ:私はただ「イーヴィーを押し潰さないように」と思っていました。

――エマさんは、ダンス経験が豊富ですか?

マイヤーズ:はい。2歳からダンスをやっていて、以前は競技ダンサーでした。だからダンスするのは私にとって自然なことなんです。2人ともダンスの経験があって良かったです。撮影日までの準備期間がたった2週間しかなかったので、もしダンス経験がなかったら大変なことになっていたと思います。

イーニッドの結末と“入れ替わり”シーンの舞台裏|マイヤーズが語る

――ダンスシーンの後、イーニッドは逃亡中に狼男の姿になり、人間に戻れないかもしれない事態に陥ります。この展開はいつ知りましたか?この展開をどう思いましたか?

マイヤーズ:このチームはキャストに事前にストーリーを知らせないので、撮影が始まる1週間前まで知りませんでした。台本も第8話の撮影が始まる時に受け取ったんです。でも、これはふさわしい結末だと思います。もしウェンズデーのために誰かが犠牲になるなら、イーニッドであってほしいですね。シーズン3ではいつも口論するのではなく、本当の友達になれることを願っています。イーニッドがこれからどうなるのか楽しみです。

――最終的に、イーニッドは変わると思いますか?彼女はこれからどうなると思いますか?

マイヤーズ:正直に言うと、あまり考えていません。私は現場に行って、言われたことをやるだけです。

――次に、ウェンズデーとイーニッドが入れ替わるシーンについてです。エマさんとジェナ・オルテガさんは、お互いのキャラクターに入り込むコツを教え合ったりしましたか?

マイヤーズ:私とジェナはお互い正直になって、もし相手が違う動作をしたら「こうしてみて」と指摘しました。単なるモノマネにはしたくなかったのです。

この展開も直前まで知らされていなかったので、リハーサルの時間は本当になかったです。だからどう演じるか、互いにアイデアを出し合えたことが重要だったと思います。私は、ウェンズデーにとって一番重要なのはフィジカルな動きだと思ったので、とにかく動きを確実にこなすことに集中しました。

イーニッド(演:エマ・マイヤーズ)『ウェンズデー』より
イーニッド(演:エマ・マイヤーズ)『ウェンズデー』より 写真:Bernard Walsh/Netflix ©2025

演じたキャラと似てる?お気に入りシーンは?マイヤーズとテンプルトンの本音トーク

――本当にお互いが入れ替わっているように見えました。過去のインタビューでは、「自分はイーニッドとあまり似ていない」と話していましたが、彼女のようになりたいと思う点はありますか?

マイヤーズ:そうですね……。いや、今の自分が好きです。そう言わせてもらいます。

――なるほど。イーヴィーさん自身はアグネスと似ていると感じますか?

テンプルトン:私は彼女とは全然違います。あそこまで不気味ではありません(笑)。自分とタイプの違うキャラクターを演じるのも、逆に自分と似たキャラクターを演じるのも楽しいです。特に、アグネスにはちょっと二重人格な面があるので、演じていて楽しいですね。

アグネスの成長や、少し自信を持てるようになった過程を見られて良かったです。最終的に、彼女はもう誰かの影に隠れたり、自分を偽ることもなくなりました。これは重要なメッセージだと思います。イーニッドのセリフに「自分自身のサイコであれ」というものがありますが、すばらしいメッセージだと思います。

――本作は、イーヴィーさんにとって初めての大規模な作品でした。ティム・バートン監督や、他の有名キャストにまじって撮影に臨むのは怖くありませんでしたか? 

テンプルトン:とても怖かったです。今でも現実だと信じられません。撮影初日、ウェンズデーとイーニッドの寮のセットの角を曲がったら、キャストのみんながそこにいたんです。まさかみんなに会えると思っていなかったので、驚きました。ジェナとエマは私にとって姉のような存在で、どんな時も手を取ってくれました。本当に感謝しています。

――本作での経験を通して学んだことは何ですか?

テンプルトン:たくさんあります。皆さんの仕事ぶりや作品の制作過程を見られたこと、バートン監督と関われたこと……。彼は本当に天才です。ネヴァーモアの世界に入れたこと、このキャスト陣と一緒に思い出を作れたことは、特別な経験でした。

アグネス(演:イーヴィー・テンプルトン)『ウェンズデー』より
アグネス(演:イーヴィー・テンプルトン)『ウェンズデー』より 写真:Courtesy of Netflix ©2025

――今シーズンでお気に入りのシーンはどこですか?

テンプルトン:一番お気に入りのシーンは、(第6話の)体のパーツが会議をするシーンです。みんな(CG加工用の)青いスーツを着て腕や脚だけが出ていたり、三脚に小さな目玉が2つ載ってキョロキョロ動いていたり。

マイヤーズ:私は、アグネスとのダンスシーンが一番楽しかったです。ダンスを通じてすべてのエネルギーを解放できた気がします。

――ダンスシーンでアグネスはどうやって透明になったんですか?

テンプルトン:基本的に3回に分けて撮影しました。まず私がエマをリフトしてから回転を始め、自分も同じ動きをします。次に、ダンサーが(CG加工用の)青いスーツを着て同じ動きをします。そして上からのショットを撮るために、エマをスタント用装置に乗せ、私がちょうどいいタイミングでその上に乗ったり降りたりしました。

――来シーズンにもイーニッドとアグネスは登場すると思いますが、その間に取り組む他の仕事はありますか?

マイヤーズ:ええ、2人ともまだ発表されていない仕事があります。

テンプルトン:私たちは2人とも忙しいんです(笑)。


『ウェンズデー』シーズン2は現在Netflixで配信中だ。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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