長澤まさみ『おーい、応為』に主演し「やりたいことに向かう心意気学んだ」

映画『おーい応為』(左から)大谷亮平、髙橋海人、長澤まさみ、永瀬正敏、大森立嗣監督
(左から)大谷亮平、髙橋海人、長澤まさみ、永瀬正敏、大森立嗣監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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俳優の長澤まさみが主演の映画『おーい、応為』の完成披露上映会が21日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた。長澤は共演のKing&Princeの髙橋海人、大谷亮平永瀬正敏大森立嗣監督とともに舞台挨拶。「演じた時の良い思い出が焼き付いていたので」と着物姿で登壇し会場を魅了した。

浮世絵師・葛飾北斎の娘で愛弟子のお栄(後の葛飾応為)の知られざる半生を描く。撮影は約2年前だったが、長澤は「江戸時代に、自由に思い通りに生きている姿は今の女性像にも通じるものがある。演じることで、私自身もやりたいことに向かっていく心意気を学びました。得るものが多かった」と満足げに振り返った。

長澤まさみ、映画『おーい応為』完成披露上映会にて
長澤まさみ ©︎The Hollywood Reporter Japan

そして、「あっという間に時が流れ、皆さんに届いてしまう。愛着があり、今日は寂しい気持ちもある。そんな作品はあまりないけれど、親子の日常を淡々とのぞき見するような世界観に没入してくれたらいいな」と呼びかけた。

北斎役の永瀬も、「お栄との一発目の冒頭のシーンで決まった感じ。北斎を高いレベルに上げてくれた。確実に役をつくってくれた人の一人」と感謝。大森監督は、「彼女が生きてきた人生を、そのまま役に乗せてくれた気がした。演技から生きざま見えてくる感じで、この人を肯定することで映画が生きてくると思った」と絶賛した。

King&Princeの髙橋海人
髙橋海人 ©︎The Hollywood Reporter Japan

弟子の半次郎(後の渓斎英泉)約で時代劇初出演の髙橋は、「夢に思っていたし、絵を絵がことが好きなので北斎にゆかりのある作品に出られることが凄くうれしくて歓喜した」と感慨深げ。だが、「(長澤らの)名前を見たら、経験豊富な方がたくさんいて心が一気に折れた。だから、今までの少ない経験の中での武器を持って戦に出る気持ちでした。自分なりに闘うことはできたかな」と悲壮な覚悟を明かした。これには長澤も、「そんなこと思っていたんだ」と驚きの表情を浮かべていた。

『おーい、応為』は、10月17日に全国で公開される。

大森立嗣監督、映画『おーい応為』完成披露上映会にて
大森立嗣監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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