ジョニー・デップ若い頃の輝き|27年前カンヌで魅せた伝説の笑顔

1998年、若きジョニー・デップは恋人ケイト・モスとともにカンヌ国際映画祭の華やかなレッドカーペットに登場した。デップが主演したテリー・ギリアム監督作『ラスベガスをやっつけろ』は、ハンター・S・トンプソンの著書を原作に、ジャーナリスト風のラウル・デュークを描いた作品だ。
薬物描写や過激な内容にもかかわらず、若い頃のジョニー・デップはデップは笑みを絶やさず、余裕のある態度でインタビューに応じていた。
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『ラスベガスをやっつけろ』
当時の記者会見では、「薬物描写は取材によるものか、それとも実体験か?」と挑発的な質問も飛んだ。デップは淡々と答えた。
「私たちは責任ある人間だよ。子どもの頃は祭壇係をしていたし、若い頃にちょっとした好奇心からいろんな“物質”を試したことはある。でもトンプソンの本に出てくる薬の多くは創作だ。例えばアドレノクロム。生きている人間の副腎から採取するなんて、奇妙だろ?想像力の世界さ」
冗談めかして、「医者にあれを摂取したらどんな感覚か尋ねたことがある。『1分半でワイン20本を飲むようなもの』と言われたんだ」と語り、会場を和ませた。
あれから25年後の2023年、ジョニー・デップは久しぶりにカンヌ国際映画祭に登場し、歴史ドラマ『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』でフランス国王ルイ15世を演じた。元妻との法廷闘争を経ての復帰作として注目を集め、デップの存在感は依然として健在であることを示した。
25年前の若き姿と、現在の重厚な王役。カンヌは、ジョニー・デップの俳優人生の両極を映し出す舞台でもある。
『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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