アデル、トム・フォード監督映画『Cry to Heaven』で俳優デビューへ|豪華キャスト集結の歴史ドラマに挑む

トム・フォード 写真:Dia Dipasupil/Getty Images
トム・フォード 写真:Dia Dipasupil/Getty Images
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歌手のアデルが、トム・フォード監督の最新作映画『Cry to Heaven(原題)』で俳優デビューすることが決定した。
さらに、ニコラス・ホルトコリン・ファースアーロン・テイラー=ジョンソンらの出演も決定しており、アデルと豪華キャスト陣の共演に注目が集まっている。

アン・ライスの小説をフォードが映画化、18世紀イタリアのオペラ界が舞台

映画『Cry to Heaven(原題)』は、アン・ライスの同名小説を原作とする歴史ドラマ。18世紀のオペラ界を舞台に、ヴェネツィアの貴族とカストラート歌手が栄光と復讐の狭間でもがく姿を描く。

本作は、アデルが俳優として初出演するほか、ニコラス・ホルト、アーロン・テイラー=ジョンソン、ジョージ・マッケイ、コリン・ファース、ポール・ベタニーオーウェン・クーパーマーク・ストロングらが出演する。

アデル
アデル 写真:KEVIN MAZUR/GETTY IMAGES FOR AD

さらに、キアラン・ハインズ、タンディ・ニュートン、ラックス・パスカル、ハンター・シェイファーら多彩な俳優陣の顔ぶれも明らかとなった。撮影は2026年1月中旬からロンドンとローマで行われる。また、公開は同年秋を予定しているという。

アン・ライスは2021年に80歳で死去するまで、40冊以上の小説を出版。全世界で約1億3500万部を売り上げた、人気ファンタジー作家のひとりである。処女作『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では、1994年にトム・クルーズブラッド・ピット主演で映画化された。また、その他にも『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』を含む6作品が映像化されている。

トム・フォード、アデルの演技初挑戦に「感情表現は圧倒的だった」

フォード監督は、デビュー作『シングルマン』(2009)でアカデミー賞にノミネートされ、一躍注目を集めた。さらに『ノクターナル・アニマルズ』(2016)ではヴェネツィア国際映画祭審査員賞を受賞し、同作でマイケル・シャノンが助演男優賞にノミネート。両作品とも“美と痛みの交錯”を見事に描き、独自の映像美で高い評価を得てきた。

また、フォード監督はアデルの演技初挑戦について「アデルの感情表現は圧倒的。彼女の声だけでなく、沈黙の中にも魂がある」とコメントした。

アデルにとっては、本作がアーティストとして新たなステージとなるだろう。


※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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