『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』好発進|全世界興行収入1億ドル突破
ジェームズ・キャメロン監督による最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が、北米オープニング週末(12月19〜21日)で8500万〜9500万ドル(約133億円〜149億円※)の興行収入を記録する見込みである。
公開初日の12月19日には3650万ドル(約57億円※)を稼ぎ出し、そのうちの約3分の1は先行上映によるものだった。上映時間は3時間15分超と長尺ながら、観客の反応は非常に好調で、CinemaScoreは前2作と同様に「A」評価を獲得した。
※記事内の円表記はすべて1ドル=157円で換算

© 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
海外市場は好スタート、中国で1700万ドルの好発進
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、ジェームズ・キャメロン監督によるシリーズ最新作として、公開初週から世界興行収入の行方に注目が集まっている。
北米に先駆けて一部海外市場で公開された本作は、全世界累計で早くも1億ドル(約157億円※)を突破。中でも中国では公開初日に1700万ドル(約26億円超)という力強いスタートを切った。
男性層を中心に支持を集めつつも、『アバター』シリーズファンを中心に幅広い層が劇場に足を運んでおり、キャメロン作品らしい“ロングラン型”の興行推移が期待されている。

前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』との比較
2022年公開の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、北米初動で1億3400万ドル(210億円※)を記録したが、同作はクリスマス前に9日間の上映期間があった。一方、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は6日間と公開条件が異なる。
また、観客が年末の準備を終えた後に鑑賞する傾向もあり、キャメロン作品特有の“口コミによる伸び”が今後の興収を大きく左右しそうだ。
“低め”と見られた初動から歴史的ヒットへ──キャメロンの法則
2009年のシリーズ第1作『アバター』は、公開初週の北米興収が7700万ドル(約120億円※)にとどまり、当初は期待外れとも報じられた。しかしその後、驚異的な伸びを見せ、全世界興収29.7億ドル(約4,662億円※)を記録し、当時における史上最高興収映画の座に就いた(※インフレ調整なし)。
現在、世界興収トップ4のうち3作をキャメロン監督作品(『アバター』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『タイタニック』)が占めており、本作も同様の軌跡をたどる可能性は十分にある。
-1-1024x539.jpg)
2025年ホリデー興行は群雄割拠
同週末には、パラマウントのファミリー向け作品『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』(日本では2026年春公開)も公開されており、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』と比較すると控えめなスタートを切る見込みだ。
また、アマンダ・サイフリッドとシドニー・スウィーニー主演のR指定スリラー『ハウスメイド(原題)』は2000万〜2400万ドル(約31億円〜37億円)の興行収入を見込んでおり、2位争いの行方も注目される。
エンジェル・スタジオによる信仰ベースのアニメ映画『David(原題)』も2000万ドル超(約31億円)と予測されており、同スタジオ史上最高のオープニングとなる可能性がある。
クリスマス当日の12月25日には、ソニーによる『アナコンダ』のリブート版や、ティモシー・シャラメ主演の『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』、ヒュー・ジャックマンとケイト・ハドソン共演作『Song Sung Blue(原題)』など、話題作の公開が続く。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- アバター最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』公開&グッズ特集 ── 炎の戦いと家族の再起描く新章、2025年12月19日公開
- 『Song Sung Blue』予告編公開|ヒュー・ジャックマン×ケイト・ハドソンが圧巻の歌声を披露!実話に基づく音楽ドラマ
- 『ハウスメイド』予告編解禁|シドニー・スウィーニーとアマンダ・サイフリッドが繰り広げる秘密と嘘の物語
- 2025年に映画化予定の小説は? ハウスメイド や 第10客室の女 などベストセラー小説が映像化【前半】
- 【カワイイ×おいしい】この冬ホットな映画コラボフード特集|『ズートピア2』『ミニオン』『ハリー・ポッター』など
- ディズニーが第83回ゴールデングローブ賞で27ノミネート 『ズートピア2』『アバター』最新作ほか話題作が多数候補入り








