『ブリジャートン家』シーズン4主演ルーク・トンプソン、ベネディクト役の重圧と安堵を語る
Netflixの大ヒットシリーズ『ブリジャートン家』シーズン4で主演を務めたルーク・トンプソンが、ベネディクト役の重圧や世界的プレスツアーの舞台裏、次なる挑戦について語った。ベネディクト・ブリジャートンの恋物語が一区切りを迎え、俳優としての達成感と同時に、どこか安堵も感じているという。
『ブリジャートン家』シーズン4主演という重責
今シーズンは、原作小説シリーズを手がけたジュリア・クインの作品をもとに、ベネディクトとソフィー・ベク(演:イェリン・ハ)のシンデレラ・ストーリーを描いた。世界的ヒットシリーズの中心に立つことについて、トンプソンは「大きな贈り物であり、特権だった」と振り返る。

主演に抜擢された当初は、「重圧に押しつぶされるかもしれない」と周囲から忠告もあったという。しかし実際の撮影は「驚くほど自然だった」と語る。優れた制作陣とキャストに囲まれた環境のなかで、「作品に身を委ねることができた」と明かした。
一方で、精神的に負担が大きかったのは撮影ではなく、世界各国を巡る大規模なプレスツアーだった。近年のグローバル展開により、俳優に求められる露出は増している。トンプソンは「作品を広めたい気持ちは強いが、自分自身について語り続けるのは簡単ではない」と率直に語る。
それでも「作品は観客のものだ」とし、俳優として適切な距離感を保つことの重要性を強調した。
文化ごとに異なる受容とシリーズの普遍性
共演のイェリン・ハとともに各国を訪れたトンプソンは、『ブリジャートン家』シーズン4が文化圏ごとに異なる形で受け止められていることに強い手応えを感じたという。
スペイン語圏やポルトガル語圏ではテレノベラ的要素が支持され、東欧では民間伝承に通じるおとぎ話の側面が共感を呼んだと語る。こうした多様な受容こそが、シリーズの魅力だと語った。
また、過去の主演俳優であるレゲ=ジャン・ペイジやジョナサン・ベイリー、ルーク・ニュートンと比較されることについても、「自分はあくまでベネディクトを演じている」と明言。他の成功例をなぞるのではなく、独自の人物像を築くことを意識したという。
今シーズンでは、これまで以上に葛藤や未熟さを抱えたベネディクト像が描かれた。優雅な外面の裏にある逃避や自己防衛の心理について、トンプソンは「典型的なロマンティックヒーローとは異なる存在」と位置づける。
“ハートスロブ”という視線との向き合い方

ファンの心をつかむスター、いわゆる“ハートスロブ(heartthrob)”として世界的に語られることも増えたトンプソンだが、「多くは観客の投影だ」と冷静だ。俳優として観客の想像力の中に存在すること自体は歓迎しつつも、それに過度に応じる必要はないと考えている。
大切にしているのは、観客が物語を自由に受け取り、登場人物に思いを重ねるプロセスを守ることだという。
共演者との絆と“家族”のような現場
仮面舞踏会のガゼボのシーンは、特に印象深い撮影だったと振り返る。スタジオ内に再建されたセットで静かにささやき合う演技は、「魔法のような空気」に包まれていたという。
イェリン・ハについては「繊細さとユーモアを兼ね備えた俳優」と高く評価。真摯さと軽やかさを併せ持つ存在だと語った。
長年続くシリーズの現場は、キャストにとって“家”のような場所になっている。今後のシリーズへの出演についても、「何度でも戻りたい」と述べ、ブリジャートン家の一員としての帰属意識をにじませた。
次なる挑戦へ
トンプソンはすでに新作映画『Elsinore』の撮影を終えている。同作は1990年代、ロンドンのナショナル・シアターで『ハムレット』を演じた英国俳優イアン・チャールソンの晩年を描く作品で、主演はアンドリュー・スコット。脚本は『パレードへようこそ』のスティーヴン・ベレスフォードが手がける。
舞台出身のトンプソンにとって、本作は「演劇へのラブレター」のような存在だという。華やかな『ブリジャートン家』シーズン4とは対照的な題材を選んだ背景には、俳優として常に異なる表現に挑みたいという姿勢がある。
Netflixで全話配信中の『ブリジャートン家』シーズン4。主演としての役割を終えた今、トンプソンはシリーズへの愛着を抱きつつ、新たなステージへと歩みを進めている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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