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木村太一監督『FUJIKO』、ファー・イースト映画祭で観客賞最高賞に輝く

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木村太一監督『FUJIKO』、ファー・イースト映画祭で観客賞最高賞に輝く
『FUJIKO』 写真:Far East Film Festival
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MEGUMIが企画・プロデュースを務め、木村太一が監督を手がける映画『FUJIKO』が、第28回ファー・イースト映画祭(FEFF)で、観客賞最高賞にあたるゴールデン・マルベリー賞を受賞した。5月1日にイタリア北部ウーディネで開催された今年の映画祭では、韓国のドキュメンタリー『The Seoul Guardians(原題)』もシルバー・マルベリー賞を獲得し、アジア映画の多彩な才能が改めて注目を集めた。

映画『FUJIKO』がファー・イースト映画祭最高賞

『FUJIKO』は木村太一にとって長編第2作。1970年代から1980年代の日本を舞台に、女性解放の概念がなお社会に十分浸透していない時代のなかで、自らの人生を切り開こうとする中年のシングルマザーを描く家族ドラマだ。

出演は片山友希、リリー・フランキー、氏木毅、竹下景子、岸本加世子、尾形一成。繊細な人物描写が評価され、観客投票による最高賞に選ばれた。

また、『FUJIKO』は批評家賞にあたるブラック・ドラゴン賞も、『The Seoul Guardians』と共同受賞している。

『The Seoul Guardians』がシルバー・マルベリー賞

シルバー・マルベリー賞には、キム・ジョンウ、キム・シンワン、チョ・チョルヨンによるドキュメンタリー『The Seoul Guardians』が選ばれた。

同作は、2024年12月3日に韓国・ソウルで起きた出来事を記録した作品。尹錫悦大統領による戒厳令宣布を受け、市民が街頭に繰り出した一夜を追っている。韓国現代史のなかでも異例かつ象徴的な瞬間を、臨場感のある視点で再現した作品として批評家から高く評価されている。

クリスタル・マルベリー賞は4作品が共同受賞

第3位にあたるクリスタル・マルベリー賞は、異例のかたちで4作品が共同受賞となった。

受賞作は、ユエン・ウーピン監督の『Blades of the Guardians: Wind Rises in the Desert(原題)』、チョン・ジヨン監督の『My Name(原題)』、ブイ・タク・チュエン監督の『Tunnels: Sun in the Dark(原題)』、チャン・ハンジュン監督の『The King’s Warden(原題)』。

新人監督を対象とする審査員選出のホワイト・マルベリー賞は、クォック・カーへイとジャック・リーによる『Unidentified Murder』が受賞した。『The Seoul Guardians』には特別賞が贈られている。

脚本賞にあたるマルベリー賞は『Tunnels: Sun in the Dark』が受賞。アンソニー・チェン監督の『We Are All Strangers』には特別賞が与えられた。

役所広司とユエン・ウーピンに功労賞

今年の功労賞にあたるゴールデン・マルベリー賞は、日本の俳優・役所広司と、香港映画界を代表する映画監督・アクション監督のユエン・ウーピンに授与された。

また、中国の俳優ファン・ビンビンには特別功労賞が贈られた。

第28回ファー・イースト映画祭、来場者は約70,000人

主催者によると、今年のファー・イースト映画祭では12カ国から75作品を上映。このうちワールドプレミアが8本、インターナショナルプレミアが18本、ヨーロッパプレミアが21本、イタリアプレミアが20本だった。

上映や関連イベントの来場者数は約70,000人に達し、前年を上回ったという。

映画祭会長サブリナ・バラチェッティは、「今年もアジア映画界のスターたちと大作が集まり、この地域の多様な才能を示す作品が並んだ。受賞結果は、アジア映画の力強さを改めて示している」とコメントした。

あわせて主催者は、第29回ファー・イースト映画祭を2027年4月23日から5月1日まで開催すると発表。今年のフォーカス国は香港となる。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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