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モデルのタイラ・バンクスがNetflixを名誉毀損で提訴――ドキュメンタリーのインタビュー内容が「虚偽」と主張

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タイラ・バンクスがNetflixを名誉毀損で提訴
タイラ・バンクス 写真:Amy Sussman/Getty Images for ABA
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ファッションモデルで、オーディション型リアリティ番組『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル(原題:America’s Next Top Model)』の司会者としても知られるタイラ・バンクスが、Netflixを相手取って名誉毀損訴訟を起こした。

問題となっているのは、Netflixが2月に配信した同番組に関するドキュメンタリーシリーズ『グッド・バッド・アグリー:「アメリカズ・ネクスト・トップモデル」の裏側』だ。

タイラ・バンクス、Netflixを提訴――3時間半のインタビューがわずか16分に

バンクスは現地時間6月13日(土)、連邦裁判所に訴状を提出した。その中で、3時間半に及んだ自身のインタビューがわずか16分に編集されたうえ、「文脈が切り取られ、実際に語った内容とは無関係な、虚偽かつ名誉を傷つけるストーリーを作り上げるために再構成された」と主張している。

訴状によると、バンクスは『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』での功績や物議を醸した出来事などについて、3時間半にわたるインタビューに応じた。しかし、3部構成のドキュメンタリーで使用されたのは、そのうちわずか16分だった。

訴状には次のように記されている。

「さらに深刻なのは、プロデューサーたちが意図的な編集や削除、映像の巧妙な操作によって作り上げた虚偽のストーリーによって、バンクス氏は『出演者が性的暴行を受けたことを知りながら黙認し、そのトラウマを視聴率のために利用した』、さらには『後でその件について尋ねられても思い出せなかった』とする描写が含まれていることだ。これは完全な捏造であり、Netflixはその内容を世界中の何百万人もの視聴者に配信した。」

問題視されているのは、シーズン2に出演したシャンディ・サリバンが番組内で語った、性的暴行疑惑に関する場面だ。サリバンは男性モデルとベッドを共にした場面について、「当時は意識が朦朧としていた」と証言。しかし彼女は、制作陣が「その出来事を性的暴行ではなく、単なる浮気として描いた」と批判している。

このドキュメンタリーシリーズの中で、サリバンについて質問されたバンクスは、「シリーズの制作や編集に関与しておらず、サリバンがその経験を性的暴行だと捉えていることも知らなかった」と説明している。

タイラ・バンクス、『グッド・バッド・アグリー:「アメリカズ・ネクスト・トップモデル」の裏側』より
タイラ・バンクス、『グッド・バッド・アグリー:「アメリカズ・ネクスト・トップモデル」の裏側』より 写真:Netflix

しかし訴状によれば、ドキュメンタリーでは「シャンディに関するエピソードを覚えていますか?」という質問に対し、バンクスが「えーと……」と答えた直後、画面が暗転する編集が施されていたという。バンクス側は、これによって彼女が性的暴行に関する出来事を思い出せなかったかのような「壊滅的かつ意図的な印象」を与えていると主張している。

これについてバンクスの弁護士は、「実際には、バンクス氏は質問に対して明確にうなずき、その直後に『彼女の話は覚えています』と答えていた」と反論。「プロデューサーは、バンクス氏がうなずいた映像と、発言の後半部分を削除することで、視聴者に虚偽の印象を与えた」と訴えている。

また、「被告は、バンクス氏が性的暴行に関する質問だと認識しながら、意図的に回答を避けようとしているかのように見せる編集を行った」と記されている。

ドキュメンタリー配信後の影響とは?自身のブランド評価が急落

さらに訴状では、『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』の審査員として知られるJ・アレクサンダーが脳卒中で入院した際、バンクスが見舞いに来なかったというドキュメンタリー内での主張についても反論している。

しかし実際には、当時のバンクスはオーストラリアに2年半滞在しており、見舞いに行くことは困難だった。ところが、プロデューサーはアレクサンダーに関する内容を事前に伝えていなかったため、バンクスには説明の機会が与えられなかった。

また、バンクスは当時、アレクサンダーの脳卒中の知らせを受けて以降、本人やその家族とのテキストメッセージを送信していた。もし事前に知っていればそのやり取りを提示し、「連絡を取ろうとしていたことを示せたはずだ」と主張している。

さらに数カ月後には、アレクサンダーの家族から返信が届いた。バンクスからも電話やメッセージで複数回の連絡があり、返事が遅れたことについて謝罪があったという。

その後もバンクスとアレクサンダーは約3年間にわたって交流を続け、電話で直接会話を交わしたこともあるほか、ボイスメモや写真、動画メッセージなどもやり取りしていたという。

2025年のクリスマスにも2人はメッセージを交換しており、アレクサンダーが健康状態の改善を報告した。それに対し、バンクスは「やった!今週話せる?」と返信したという。しかし、その後2人が話す機会はなかったとされる。『グッド・バッド・アグリー:「アメリカズ・ネクスト・トップモデル」の裏側』が配信されたのは、その数週間後だった。

訴状では、このドキュメンタリーシリーズによってバンクスのイメージが「重大な損害」を受けたと主張している。さらに、彼女のアイスクリームブランド「SMiZE & DREAM」のオンライン評価も、ドキュメンタリー配信後に「急落した」という。弁護士は、バンクスが「将来的なビジネス機会の喪失、事業収益の減少、その他の関連する損害」を被る可能性が高いと主張している。

バンクスは損害賠償額の算定を陪審に委ねる陪審裁判を求めている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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