オスカー俳優スーザン・サランドン、「ガザの停戦を求めて仕事が激減」と告白――現在は欧州で活動中
映画『テルマ&ルイーズ』(1991年)や第68回アカデミー賞で主演女優賞を受賞した『デッドマン・ウォーキング』(1995年)で知られる俳優のスーザン・サランドンが、現在のキャリアや「仕事が減った理由」について明かした。
名優スーザン・サランドン、事実上“ハリウッド追放”の現在を語る
2023年11月、サランドンはイスラエル・パレスチナ紛争をめぐって「今この国で、自身がユダヤ人やイスラム教徒であることに不安を感じている人が、数多く存在します。彼らはしばしば暴力の標的となります」と語り、物議を醸した。
この発言がきっかけで、サランドンはUTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)から契約を打ち切られた。
現地時間2月27日(金)、サランドンはスペイン映画芸術科学アカデミーによる第40回ゴヤ賞のディスカッションに出席し、近況を明かした。サランドンは同賞で国際ゴヤ賞を授与された。
「ガザのためにデモに参加して声を上げ、停戦を求めたことが理由で、エージェンシーから解雇されました。テレビに出ることもできず、大作映画やハリウッド関連の仕事はほとんどできなくなりました」
サランドンはその後、拠点をヨーロッパに移して俳優活動を継続しているという。
「結局、イギリスとイタリアでエージェントを見つけ、そこで仕事を続けています。ロンドンのオールド・ヴィック劇場で数カ月間、舞台に出演したほか、最近はイタリア映画に出演しました。あるイタリア人監督が、私を起用しないよう釘を刺されていたにもかかわらず、声をかけてくれたのです。現在は、新人監督の小規模な映画やインディペンデント映画を中心に出演しています」
サランドンの近作には、Netflix映画『マンジャーレ! ~ノンナのレストランへようこそ~』(2025年)などがある。

サランドンがスペインの「ガザ支持」姿勢を称賛
ディスカッションの話題がイスラエル・パレスチナ紛争のことに移ると、サランドンが感情を露わにする場面も見られた。ガザ問題においてスペインやアイルランドの指導者は明確な立場を示しており、サランドンはこの姿勢を称賛した。
「抑圧や検閲も行われるような状況で、スペイン大統領がガザへの支持を表明したり、ハビエル・バルデムのような俳優たちが声を上げたりするのを目の当たりにしました。これはアメリカにとっても大切なことです。スペインの毅然とした対応や道徳的な姿勢を見ると、私は孤独ではないと感じます。アメリカではそのような意見が存在ということ自体、知る機会がありません」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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