高橋一生主演『ラプソディ・ラプソディ』公開|利重剛監督13年ぶり新作、主演は「高橋一生しか考えられなかった」
『さよならドビュッシー』(2013年)以来13年ぶりとなる利重剛監督の新作映画『ラプソディ・ラプソディ』の公開記念舞台挨拶が5月2日(土)、東京・テアトル新宿で行われた。
舞台挨拶には利重監督、出演者の高橋一生、呉城久美、芹澤興人が登壇。利重監督は、満席の会場を見て「うれしい」と呟いた。それを高橋に暴露されると、「普段はあまり緊張しないのに、今日はちょっと興奮しています。大切に育てた子どもを社会に出すような感じ。あとは祈るしかないけれど、皆さんがニコニコしているのでホッとしています」と笑みを浮かべた。
本作は、過去の苦い経験から「絶対に怒らない」と決めた主人公と、知らぬ間に人を傷つけてしまうヒロインとの不器用な恋を描くオリジナル作品。名バイプレイヤーとして知られる利重も、キーパーソン役として出演を果たしている。
高橋を起用した理由について、利重監督は「優しくて、ちょっといびつで、チャーミングなこの役を、本当に生きている人間のように演じられる稀有な俳優。(高橋の存在を)思いついた時から頭がいっぱいになって、他の人は考えられなかった」と明かした。

対する高橋は、「なぜ今、自分に声をかけたのだろう」と感じ、監督と面談したという。「結果的に『楽しくなるからやろう』と言われ、『はい』と答えた」と振り返った。
高橋が感情を爆発させるシーンでは、カットを割らずに長回しで演じることを、高橋自ら提案した。「役柄をつかむために綱渡りだったので、何度かやると鮮度が失われるし、カットを分割したら難しくなると思い、お願いした」と説明。利重監督も、「スタッフも覚悟を決めていたからできた」と感謝を伝えた。
映画では初の大役となるヒロインに抜てきされた呉城は、「攻撃的な部分が前に出るキャラクターですが、愛される人であってほしい、幸せになってほしいと思える部分を表現できるよう、頑張りました」と感慨を語る。撮影の帰り道は連日のように涙を流していたといい、「周りの方々が凄すぎて、毎日感動していました。人生が動いていると思うと、涙が出てしまうんです」と照れながら語った。

さらに利重監督は、「怒らずにいると人生にはまだまだ楽しいこと、面白いことがたくさんありますよ」と観客に呼びかけた。高橋は「日常がいとおしくなる作品。監督の指揮の下でお芝居ができ、いろいろなものを作品に反映させることができた。寓話的でありながら、現実も迫ってくる物語。観た人の心が温かくなり、それが伝播していけばと思います」と言葉に力を込めた。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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