ディズニー実写版『ロビン・フッド』企画中止、監督が明かす
ディズニーが企画していた実写版『ロビン・フッド』の開発中止が明らかになった。監督を務める予定だったカルロス・ロペス・エストラーダが、オンライン掲示板Redditでの質疑応答でプロジェクトの状況を明かした。
本作は2020年に、配信サービスディズニープラス向けの実写リメイクとして開発が進められていると報じられていたが、最終的に製作は進められないことになったという。
実写版『ロビン・フッド』は「残念ながら終わった」と監督
カルロス・ロペス・エストラーダはRedditのAMA(Ask Me Anything)で、企画の現状を尋ねられると「残念ながら、あの企画は終わった」とコメントした。
さらに「本当に特別でオリジナルな作品になった可能性があったと思う。すばらしい音楽もいくつか出来上がっていた」と振り返り、プロジェクトへの思い入れを語った。
エストラーダは、将来的に独立した形で似たアイデアを実現できないかと考えていることも示唆し、「別のキャラクターでインディペンデント作品として実現できないか、想像することがある」と述べている。
配信向け実写リメイクとして開発
『ロビン・フッド』の実写リメイクは、実写とCGを組み合わせたハイブリッド作品として企画されていた。脚本はカリ・グランランドが担当する予定だった。
グランランドは、2019年にディズニープラスで配信された実写版『わんわん物語』の脚本も手がけており、同作はディズニー実写リメイクとして初めて配信プラットフォームで公開された作品として知られる。
ディズニーは劇場公開リメイクを優先
近年ディズニーは、クラシックアニメの実写化を引き続き進めているが、その多くは劇場公開を前提とした作品となっている。
現在も実写版『塔の上のラプンツェル』が開発中で、いったん停滞していた企画は再び進展していると報じられている。また近年は『リロ&スティッチ』実写版が大ヒットを記録したほか、バリー・ジェンキンス監督による『ムファサ:ライオン・キング』前日譚も好調な成績を収めた。
さらにトーマス・カイル監督による実写版『モアナと伝説の海』が今夏公開予定で、『美女と野獣』の悪役ガストンを主人公としたスピンオフや、ガイ・リッチー監督による『ヘラクレス』実写版の開発も進められている。
1973年の名作アニメ『ロビン・フッド』
オリジナルのディズニーアニメ『ロビン・フッド』は1973年に公開された。動物を擬人化したキャラクターで中世の義賊伝説を描いた作品で、ロビン・フッドとメイド・マリアンはキツネ、リトル・ジョンはクマ、プリンス・ジョンはライオンとして描かれている。
同作は北米で3,200万ドル以上の興行収入を記録(現在の価値で約2億3,400万ドル相当)し、楽曲「Love」はアカデミー賞歌曲賞にもノミネートされた。
ディズニーCEOも配信戦略を見直し
ウォルト・ディズニー・カンパニーCEOのボブ・アイガーは昨年の決算説明会で、配信サービス向けコンテンツ拡充を急ぎすぎたことについて言及している。
「ストリーミングサービスを充実させるため、多くのコンテンツを作ろうとした。しかし量が必ずしも質につながるわけではないということを学んだ」と述べ、コンテンツ戦略を見直していることを示した。
『ラーヤと龍の王国』監督としての経験も回顧
エストラーダは今回のRedditでのやり取りの中で、2021年のディズニーアニメ『ラーヤと龍の王国』を共同監督した経験についても言及した。
「ディズニーでの経験は特別であり、とても大変でもあった」と語り、自身がディズニー・アニメーションで初の有色人種の監督だったことにも触れた。
「在籍期間は数年だったが、本当にすばらしい時間だった。いつかディズニーでの“とんでもない話”も披露したい」と振り返っている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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