『ルックバック』実写映画、GKIDSが北米・英配給へ│是枝裕和監督「藤本さんの覚悟が痛いほど伝わってきた」
米映画配給会社のGKIDSは現地時間3月9日(月)、是枝裕和監督による実写版『ルックバック』について、北米およびイギリス・アイルランドでの配給権を取得したと発表した。
映画『ルックバック』は、『チェンソーマン』の作者・藤本タツキによるベストセラー漫画の実写版で、藤本作品としては初の実写化となる。本作は、絵の腕に自信のある藤野と、同じく絵を得意とする引きこもりの京本の交流を描く、青春ドラマだ。2人は漫画家になるという夢を通じて、絆を深めていく。
原作の読み切り漫画『ルックバック』は、2021年に「少年ジャンプ+」上で配信されると大きな反響を呼び、2日で400万以上の閲覧数を記録した。単行本の販売部数は日本国内で90万部超、海外では75万部超に達している。また、「漫画界のアカデミー賞」と言われるアイズナー賞2023において、最優秀国際作品賞(アジア部門)にノミネートされた。
2024年には、押山清高監督によるアニメ映画『ルックバック』が公開され、GKIDSが北米配給を手がけた。アニメ『ルックバック』は、第52回アニー賞で長編インディペンデント作品賞にノミネートされた。

実写版『ルックバック』は主に秋田県にかほ市で撮影され、現在ポストプロダクション中だ。K2 Picturesの小出大樹がプロデューサーを務め、日本国内の配給も同社が担当する。2026年内の公開を目指しており、第83回ヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映に向けた準備を進めているという。
是枝監督は本作について、「漫画と映画はジャンルが異なりますが、同じクリエイターとして、この作品の背後にある切実な覚悟が伝わってきました。藤本さんが『この作品を作らずにはいられなかった』という思いが、痛いほど伝わってきました。私にとって『誰も知らない』(2004年)はまさにそんな作品でした」とコメントした。
GKIDSの配給担当副社長チャンス・ハスキー氏は、「是枝裕和は卓越した才能を持つクリエイターです。彼の作品は、現代の世界における映画の枠組みを形作っています。また藤本タツキは、この10年で最も影響力のある漫画家の一人として、頭角を現しています」とコメントした。
GKIDSはアニメを中心に配給していたが、2024年に東宝の傘下に入り、近年では実写映画部門を拡大している。李相日監督の大ヒット映画『国宝』(2025年)に続き、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』(2023年)の続編『ゴジラ-0.0』の北米配給権も同社が取得した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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