『プロジェクト・ヘイル・メアリー』続編の可能性は?SF映画として異例のヒット
アンディ・ウィアーのベストセラー小説をライアン・ゴズリング主演で映画化したSF超大作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。世界興行収入で記録的なロケットスタートを切った本作が、早くもシリーズ化に向けて動き出している。続編の実現は著者ウィアーの決断に委ねられているが、製作を主導したAmazon MGMスタジオにとって、本作は数十年に一度の「新生メジャー・スタジオ」へと飛躍する決定打となった。
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▼著者アンディ・ウィアーが握る『プロジェクト・ヘイル・メアリー』続編の鍵

続編が実現するかどうかは、すべて著者アンディ・ウィアーのさじ加減に委ねられている。ウィアーはこれまで自身の著作で続編を執筆した経験はなく、現在は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』とは無関係の新作に取り組んでいる。しかし、本人は続編のアイデアを練っていることを示唆しており、構想自体は存在しているようだ。
また、監督のフィル・ロード&クリス・ミラーはウィアーの別作品『アルテミス』の映画化にも意欲を燃やしている。ミラー監督は、米『ハリウッド・リポーター』に対し「月面の低重力環境をどう表現するか、その解決策は見つかった」と語っており、ウィアー作品を中心とした新たなSFユニバースが形成される可能性も浮上している。
▼コロナ禍で始まった運命のプロジェクト


『プロジェクト・ヘイル・メアリー』映画化の道のりは2020年春、コロナ禍初期に遡る。ライアン・ゴズリングは、ウィアーが『火星の人』(『オデッセイ』として映画化)の次に放つ新作の原稿を、出版の1年も前に受け取っていた。世界が未知の危機に直面するなか、一人の科学者と異星人の「ロッキー」が銀河を救うために共闘する物語に、ゴズリングは即座に魅了されたという。
ライアン・ゴズリングは即座に映画化権を確保し、プロデューサーとしても参画。その後、フィル・ロード&クリス・ミラー監督や脚本のドリュー・ゴダードなど、ハリウッド屈指の才能を集結させた。当初MGMで300万ドル(約4億7,748万円)とされていた権利料は、2022年のAmazonによる買収を経て、最終的に1億9,000万ドル(約302億9,360万円)という巨額の製作費を投じる大型プロジェクトへと発展した。
▼Amazon MGMをメジャーへと押し上げた異例のヒット

公開からわずか6日で全米興収1億ドル(約159億4,301万円)を突破した『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の成功は、Amazon MGMにとってこれ以上ないタイミングでもたらされた。同社は現在、自前の国際配給網を構築しており、数十年のハリウッド史において初の「新興メジャー・スタジオ」の座を確実なものにしつつある。
この躍進に伴い、期待されるのが『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の続編だ。関係者によれば、現時点で公式な交渉は始まっていないものの、スタジオ側は続編の可能性を否定していない。特に劇中で重要な役割を果たすロッキーのグッズ化におけるポテンシャルは計り知れず、ビジネス面でもシリーズ化への期待は高まるばかりだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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